ゾド被害が深刻なモンゴルへの支援

今、モンゴルは領土の90%以上がゾドの深刻な被害に悩まされています。ゾドとは、モンゴル特有の災害であり、大雪、氷点下気温、動物が牧草地にたどり着けなくなるほど地面が凍ってしまう状況をさします。

現在、ゾドは危機的レベルに達しており、約19万戸の牧畜世帯が、飼料不足と価格の高騰に苦しめられています。

牧畜は、モンゴルの経済、文化、生活様式に不可欠であり、今日、推定で6,400万頭以上の家畜が飼育されています。モンゴルは2年連続でゾドに襲われ、昨年の冬は国土の70%が被害を受けました。今年は、さらに厳しさを増しています。

家畜は身動きができず、飢餓や脱水症状を引き起こしています。

ADRAは、過去にモンゴルがゾドの被害を受けた際、飼料や干し草などの家畜の飼料を購入する支援をした経験を生かし、スフバートル・スムの弱い立場にある牧畜民200世帯への援助を決めました。

私たちは常々「ひとつの命から世界を変えるを」モットーに活動しています。皆さまの温かいお気持ちが、彼らの暮らしに変化をもたらします。ソド災害の被害にあわれた方々の安全と健康を祈っていただければ幸いです。

ADRAでは、ゾドに襲われているモンゴルの方々に寄り添い、必要とされる支援を届けるためのご寄付の受付を開始しました。ゾドが繰り返す中、短い夏に収穫量を増やす農業支援や、家畜の品種改良にも取り組みます。温かいご支援をお願いいたします。

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