高橋睦美– category –
【メッセージ】
学生時代のインド旅行で初めて途上国に触れ、異文化に興味を持ちました。NGO職員となり、様々な文化や価値観を持つ人たちと働ける楽しさを感じています。しかし、活動する中では、「もっと踏み込んだ活動ができるはず」「もっと違うアプローチができるはず」と思うことが多くあります。人々が目指す将来を、さまざまな角度から一緒に作り上げることで、違ったインパクトを残せることを、NGO職員として証明したいという思いが私の原動力です。ADRAと活動して良かったと言ってもらえるようがんばります。
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高橋睦美
心と言葉
言葉とは不思議だ。私たち人間は、相手に自分の想いを伝えるために言葉を尽くす。そして相手が考えていることを理解するために、人の語りに耳を傾ける。言葉があるからこそ、表情や行動だけでは読み取ることのできない、誰かの心の機微を捉えることがで... -
ウクライナ人道支援
花火
いつもADRAへの温かいご支援をありがとうございます。 これまでウクライナでの活動紹介や裨益者の声を皆様に届けて参りましたが、今回は感謝の気持ちとともにこれから寒い季節に入る”今”の現地の人々への想いを皆さまと共有したく筆を認めました。 東... -
高橋睦美
バングラデシュのお隣さん
赤い肥料の話をしたい。 「今は赤い肥料を畑に撒いている」と教えてくれたのは、バングラデシュ北部マイメンシン県フルバリア郡の小さな村の女性たちだった。彼女たちが纏う赤・オレンジ・水色といったカラフルな服装が、村人宅の敷地空間を一気に明る... -
高橋睦美のエッセイ
蝉
大人になってから蝉が嫌いになった。あのゴツゴツとした不格好なフォルム、ひっくり返した時に見える足、図太い胴体。すべてのパーツが私にとっては恐怖だ。それでいて種類によっては、シースルーの羽なんかを背負ってオシャレして、これほど攻めのファ... -
高橋睦美
ストリートアート
パリッとした空気に、どこまでも広がるキャンバスに真っ青のペンキを塗りつくしたような空。さほど遠くない視線の先に、テーブルマウンテンが青空との境界線を描くように聳(そび)え立つ。 ケープタウン。私が今まで訪れた世界の国々の中で一番イケて... -
高橋睦美
ビリヤニ
口の中に、カルダモンとシナモンの香りが広がった。同時に鼻を抜けるレモンの匂いも心地よい。私はダッカの食堂にいた。 2024年10月、仕事で初めてバングラデシュにやってきた。到着1週目の木曜日、ようやく一人で夕食に出る時間がとれた。当地滞在中、現... -
高橋睦美
一家団欒
4月9日のオンライン朝日新聞で、フリーアナウンサー、桑原征平氏(80)のインタビュー記事を読んだ。桜が好きだった彼の母親について語られていた。小学生のころ、「今夜だけは」と母が父に懇願し、兄と母3人で京都の平野神社へ夜桜を見に行った記憶を... -
高橋睦美
始まりの花
平日の昼間、都会に突如出現した自然の楽園は観光客で賑わっていた。3月13日木曜日の昼下がり。 私は上野恩賜公園を、熊本から遊びに来ていた母親と散歩していた。外国人観光客でごった返すアメ横を歩き回った後の私の足は、鉄の棒のように重い。他愛のな... -
高橋睦美
当たり前の幸せ
午前5時過ぎくらいだっただろうか。別室で寝ている家族を起こさないように、私は静かに身支度を始めた。泊めてもらった部屋の小窓から朝陽が差し込み、鳥のさえずりが耳に優しく届く。洗面台がないので、庭先で歯磨きを済ませ、バケツに汲んでもらった水... -
高橋睦美
私の一枚 葉書
年季の入った木製のカウンターの小窓越しに、ヘナでオレンジ色に爪を染めた郵便局員のおじさんの手が動く。切手を貼るスペースを確認した後、「一枚10タカだよ」と彼は言った。バングラデシュでポストカードを手に入れて、ついに発送するこの日まで1か月... -
高橋睦美
バングラデシュ出張記 #6「生きる」ということ
バングラデシュ北西部、インドとの国境に近いディナジプール市ビラル管区での調査5日目。モンスーンが終わり、冬がこれから始まろうとしている10月後半。もちろん日本の秋冬のような気候ではなく、気温は日中30度を超え、湿度のおかげで体感温度も上がる... -
高橋睦美
バングラデシュ出張記 #5「Civilized country」
初日、職場からホテルへの帰りはUberを使った。初めてだったため評価モニタリング担当スタッフが同乗してくれた。渋滞にはまり動かない車の中で、これまでオンラインでの打ち合わせしかしていなかった彼と様々な話ができた。 このスタッフが話す中で、繰り... -
高橋睦美
バングラデシュ出張記 #4 「ダッカのビュッフェで」
バングラデシュ稼働初日のこの日、13時前に、ティロが声をかけてくれ、調査チームメンバーと事業部長、財務スタッフと昼食に出た。日本からの初めての来客を気遣ってくれたのか、ビュッフェスタイルだった。マトンカレーやレンズ豆のスープ、フライドガー... -
高橋睦美
バングラデシュ出張記 #3「バングラデシュ支部 ダッカ事務所」
翌朝ホテルから事務所への移動は午前9時を過ぎていた。人々が既に1日をスタートさせる時間で、ダッカ市内の渋滞もすでに始まっていた。これまで私はADRA支部がある2つの国、ジンバブエとスロバキアで車移動を経験しているが、バングラデシュの交通事情... -
高橋睦美
バングラデシュ出張記 #2「ダッカの白い空」
バングラデシュ到着後、空港からホテルまでの道中、迎えに来てくれた同国支部事務局長が「バングラデシュのことは少し勉強してきた?」と切り出してきた。真夜中のダッカ市内は、聞いていたような渋滞はないが、遠くからクラクションの音がかすかに聞こえ... -
高橋睦美
バングラデシュ出張記 #1「到着」
成田を発ち、経由地クアラルンプールの空港で搭乗を待つ間も、なぜかバングラデシュに向かっているという実感があまり湧かなかった。計11時間のフライトの後、現地時間10月13日の23時、ようやくダッカに到着した。私にとって初めてのバングラデシュ訪問だ... -
高橋睦美
原点【ロゴの色「ADRAグリーン」について考える③】
ADRAのコーポレートカラーはグリーンです、私たちはこの色をADRAグリーンと呼んでいます。 この度、リレー形式でADRAグリーンについて各スタッフがイメージしたことをお伝えいたします。 スタッフによるADRAグリーンリレー、ぜひお楽しみください。 あの... -
高橋睦美
変化するウクライナ支援~隣国で続く居場所作り~
いつも温かい応援をありがとうございます。ウクライナ人道支援のため、スロバキアに出張したスタッフからのレポートをぜひお読みください。 スロバキアの首都ブラチスラバから車で北北東へ2時間ほどの場所にトレンチン市がある。スロバキアに到着してか...
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