三牧晋之介– category –
【メッセージ】
もともと旅行が好きで、日本を含め世界各地を旅していました。自分が国際協力に携わるとは思っていませんでしたが、人と関わる仕事を志す中でご縁あって入職しました。九州の災害被災地域に駐在したときには、災害時の社会インフラの弱さを目の当たりにすると同時に、自力で自宅の修理をする方のたくましさや、災害が多くとも引っ越しをしない”先祖代々住んでいる土地”への強い想いを知りました。被災を乗り越えた方から「今は家でのんびり過ごしているよ」という声を聞けるとき、大きなやりがいを感じます。
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令和6年能登半島地震
次の行き先
数か月前の猛暑はどこへやら、朝晩は随分と冷え込むようになってきた。黄金色に輝く稲穂は頭を垂れ、縦横無尽に舞い踊る赤とんぼ。通り過ぎる人々を田んぼへ迎え入れるが如く、深々と式礼を執り行う。刈安色のジャケットを煌めかせ、高級老舗旅館で働く... -
三牧晋之介のエッセイ
とある夏の日
今日も暑い。昨日も暑かった。きっと、明日も暑いだろう。 後1・2か月は、同じことを考えながら朝を迎える。東向きの我が家では、日の出と共に、肌を刺すような強い日差しによって目を覚ます。汗を吸って幾分か重くなったパジャマ。プチ水抜きをした... -
三牧晋之介のエッセイ
「私のオアシス」
うだるような暑さが続いた7月。 強い日差しに照らされても、元気なのは蝉と子どもだけ。電子レンジで温め過ぎた弁当のように熱々な窓ガラスの先から聞こえてくるのは、3年越しの自由を満喫するジージーと鳴くアブラゼミと、一時の間学校から解放され... -
三牧晋之介
「笹の葉さらさら」
ロータリーを挟んだ向かいには、商店街のアーケードが続く。少しくたびれたその長い通りには、この地で生まれ育っていない私にも、不思議と原風景の懐かしさを感じる。比較的新しく建造された様に見える駅からは、砥粉色の路面電車が僅か二両編成で、ガ... -
三牧晋之介
【戦後80年】この街に遺る爪痕を辿って
原宿は今日も多くの人で賑わう。 朝から強い陽ざしが竹下通りを照らす。まるでコーヒーに入れたばかりのミルクのように、生き生きとした入道雲の間を水縹の空が顔を覗かせる。都会の喧騒に蝉が参加するにはまだ早い。ただじっと土中で出番を待ち焦がれる――... -
三牧晋之介
「ツバメほろほろ」
雲一つない浅青の空を見上げる。まるで春の到来を喜び勇んでいるかの様に縦横無尽と舞い踊るツバメ達。渡り鳥である彼らは、出産のために東南アジアやオーストラリアから数千キロという長い距離を移動する。土の匂いに混ざり、青々とした暖かい草の香りを... -
三牧晋之介
二度目の桜 ~能登半島にて~
この地に春が訪れようとしていた。 数か月と続いた長い冬の季節を終え、白い絨毯の様に辺りを覆っていた雪景色を見る事も少なくなっていた。幸いな事に、今年は雪が少なかった。お陰で、地震により傷ついた家屋が雪の重みにより倒壊するといった二... -
三牧晋之介
彼らの生き方から学ぶもの──3.11と福島県沖地震の記憶
今から約3年前に、令和4年福島県沖地震が発生した。マグニチュード7.4の大地震で、宮城や福島では震度6強の揺れを観測した地域もある。多くの家屋が倒壊、亡くなった方や傷病者、インフラにも被害が出ており、東北に大きな爪痕を残した。1年前の令和3年... -
三牧晋之介
茨城県取手市の水害から1年半。“つなぐ”の様子をお伝えします。
本日は、2023年6月の水害で携わった、茨城県取手市双葉地区「地域交流センター つなぐ」のその後についてお伝えします。前回の引継ぎ式で取手市双葉地区での活動は一区切りとなりましたが、その後も引き続き交流は続いております。今までの活動内容は、こ... -
三牧晋之介
「小さなお客さん」~スマホに保存されている写真~
気付けばこの地に足を踏み入れてから、一年が過ぎていた。毎日多くのボランティアや住民で賑わっていたADRAの事務所も落ち着きを取り戻し、今では1日に数人が訪れる程度になっている。穴水駅前の状況も大きく変わった。倒壊しかけていた家屋も解体が進み... -
三牧晋之介
どこかで誰かのためになる
「バホンッ」。 何かが破裂したかのような音と共に、大きくハンドルが左右に取られる。サイドミラーには、黒い板状の何かが転がっていた。運転席のディスプレイには、見慣れない警告灯。 「ああ、やってしまったな。明日からどうしよう」。 冷や汗をかきな... -
三牧晋之介
1年前の能登で目にした「覚悟」
能登半島の中心地、七尾。 東京と比べると質素な都会ではあるが、ここは確かに奥能登と中能登を合わせても、随一の都市なのだ。 「能登はやさしや、土までも」元禄9年に西山郷史が生んだ言葉である。それから現代まで、この地域に住む人々の気質を表す言葉... -
三牧晋之介
目玉の価値
町には“それ”が溢れている。 服やカバン、ビルの屋上、はたまたスマートフォンの裏にも描かれている。 私たちは特に意識していなくても、見ただけでそれがどこの企業が作った物か知っている。 ロゴには力がある。 製造メーカーとしての認知だけではなく、... -
三牧晋之介
【能登半島地震被災者支援第19報】11月中旬、わくらコミュニティセンターまつりに参加しました
いつも温かいご支援をありがとうございます。 ADRA Japanは、穴水町と七尾市、輪島市での活動を継続中です。今回訪れた七尾市の和倉地区は、2024年1月から足湯やカフェなどの活動を続けている地域です。 11月17日、朝から雨が降ったりやんだり。 能登の冬... -
三牧晋之介
ADRA Japanでは石川県で活動してくださるボランティアを募集しています。
ADRA Japanでは石川県で活動してくださるボランティアを募集しています。 先日の秋雨前線による豪雨の影響で、能登半島では甚大な被害が出ています。1月1日に発生した能登半島地震で被災された方々にとっては、ようやく少し先の見通しが立ってきたところで... -
三牧晋之介
夏休みわくら縁日で笑顔があふれました【能登半島地震被災者支援第17報】
いつも温かいご支援をありがとうございます。 能登半島地震の発災から、8か月が経とうとしています。 ADRA Japanは、穴水町と七尾市での支援活動を継続中です。七尾市では、1月から避難所のへの物資提供等を開始し、現在も和倉地区で移動カフェや足湯など...
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