【レバノン】電子カードによる食料支援を実施しています

2026年5月から9月にかけて、避難民および脆弱な世帯を対象に、合計4,925人に食料購入専用の電子カード(E-card)による食料支援を実施しています。

支援金は3回に分けて電子カードへ付与され、1人あたり月25ドル、1世帯あたり最大125ドルを受け取ることができます。

今も続く人道危機と厳しい生活環境

2026年3月から空爆を受けているレバノンでは、8月現在も深刻な人道危機が続いています。

約36万人が依然として避難生活を余儀なくされており、約86万人が帰還したものの、住居や生計の再建には多くの課題が残されています。避難を続ける人々の多くは、親族宅や仮設住居で不安定な生活を送っています。

また、食料事情においても、約124万人が「危機レベル以上の食料不安」に直面しています。この背景には、紛争の影響による収入の減少や物価の高騰、市場機能の混乱などの要因があり、多くの家庭が、日々の食事を確保することさえ難しくなっています。

一方で、ベイルート周辺では市場自体は機能しており、食料は流通していました。

そこでADRAでは、食料を直接配布するのではなく、食料購入専用のEカードによる支援を選択しました。

(撮影:2026年6月8日 ベイルート)

それぞれの家庭の状況や食習慣に合わせて食料を購入できるため、より効果的で人々に寄り添った支援を実現しています。

現在までに、対象者4,925人全員へ第2回目のチャージまで完了しており、9月中に最終となる第3回目のチャージができるよう準備を進めています。

私たちは引き続き、必要な支援を必要な人々へ届けられるよう取り組んでまいります。皆さまのご支援とご関心に、心より感謝申し上げます。

(撮影:2026年6月8日 ベイルート)
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