厳しい冬を越えて―ウクライナでの緊急生活支援の活動報告

ADRAは2025年9月末より、ウクライナ国内の脆弱な被災者のための緊急生活支援を実施してきました。

2026年3月末に無事完了した本事業を通じて、ウクライナ東南部を中心に、戦争の被害を受けた延べ1,500人以上の人々へ、現金給付、越冬支援メンタルヘルス支援法的サポートを届けることができました。

越冬支援では固形燃料を避難民施設に配付(ザポリージャ/2025年12月)

2025年から2026年にかけての冬は非常に厳しい寒さとなり、多くの人々が心身ともに過酷な環境の中で生活を余儀なくされました。特に2026年2月には、メンタルヘルスケアの個人セッション数が通常の2倍以上に増加しており、人々が寒さや先の見えない不安の中で、大きなストレスを抱えていたことがうかがえます。

メンタルヘルスケアのオンライン研修の様子 (ブチャ/2026年2月)

また、支援を届ける現場スタッフたちも、最も寒さが厳しかった時期を振り返り、

「自分たち自身にも心のサポートが必要だと感じるほど、大きなストレスの中で事業運営にあたっていた」

と語っていました。

厳しい状況下でも支援活動を継続できたのは、現地スタッフ一人ひとりの努力だけでなく、チームで支えあいながら活動を進める体制、関係機関との連携、そして支援者の皆さまからの温かいご支援のおかげです。

現金給付を受け取った方(写真左)に話を聞く現地スタッフ(写真右)(ドニプロ/2026年1月)

2026年3月末からは、これまでの活動を通じて得た学びを活かしながら、引き続きウクライナの人々に寄り添い、必要な支援を届けてまいります。

(執筆:ウクライナ事業担当 高橋 睦美)

※この支援活動は、皆さまのご寄付と特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成によって実施しています。

ADRAでは、活動報告や現場の声をメールマガジンでもお届けしています。ぜひご登録ください。               ⇩  
✉️ メルマガ登録でADRAと世界の情勢を知る
目次