
2026年4月、ADRAはウクライナにおける「ADRA Kids」プロジェクトの一環として、子どもたちのためのイベントを開催しました。
この日集まったのは、障がいのある子どもたち、国内避難を経験した子どもたち、そして低所得世帯や多子世帯の子どもたちなど、脆弱な立場に置かれている合計30人です。会場となったのは、首都キーウにある障がい児向け児童キャリアガイダンスセンターでした。
さらにこの日は、ヴィーンヌィツャ市から地元団体「シミア(『家族』)クラブ」のメンバーも駆けつけ、彼らの協力のもと、子どもたちに楽しいプログラムを届けることができました。

イベントでは、子どもたちがさまざまな楽器に触れ音楽の楽しさを学んだり、工作の時間には仲間と協力しながら作品づくりを楽しみました。普段とは少し違う環境の中で、新しいことに挑戦する姿がとても印象的でした。
会場には終始、あたたかい空気が流れていました。最初は少し緊張していた子どもたちも、活動が進むにつれて笑顔が増え、友だち同士で声を掛け合いながら、思い思いに時間を楽しんでいました。
イベントの締めくくりには、一人ひとりにプレゼントが手渡されました。その瞬間に見せてくれた笑顔や嬉しそうな表情は、この取り組みの意味を何よりも強く感じさせてくれるものでした。
この活動を支えてくださったパートナーや支援者の皆さまに心より感謝いたします。多くの方の支えがあるからこそ、子どもたちに安心と笑顔の時間を届けることができています。

ADRA Kidsプロジェクトについて(概要)
「ADRA Kids」は、ウクライナで続く危機的状況の中で、子どもたちの心のケアと成長支援を目的としたプロジェクトです。
ロシアによるウクライナへの全面侵攻以降、多くの子どもたちが家族の喪失、避難生活、経済的困難、そして心的外傷を経験しています。こうした状況に置かれた子どもたちは、適切な支援がなければ、長期的な心理的影響を受ける可能性もあります。
本プロジェクトは6歳から14歳を対象とし、国内避難民家庭の子ども、戦闘やさまざまなトラウマを経験した子ども、そして負傷した子どもなどを支援しています。
ADRA Kidsの目的は、緊急的な支援だけでなく長期的なサポートを提供することです。物資支援に加え、心理カウンセリング、課外活動、リハビリキャンプや療養施設でのプログラムなども計画されています。
最終的な目標は、ウクライナ全土で10万人の子どもたちを支援し、心の安定を取り戻し、レジリエンス(回復力)を育み、再び「子どもらしい時間」を取り戻すことです。
皆さまの温かいご支援に、心より感謝申し上げます。


