オデッサ州の病院に発電機が届きました!【ウクライナ人道支援】

病院に発電機が到着。安定した電気が確保できるようになった(2023年10月26日オデッサ州)

いつも温かいご支援をありがとうございます。

病院には電気が必要です。

明かりも大切ですし、命を左右する医療機器がいくつもあります。

ウクライナでは電気が届かない地域や電気が不足している地域が多く、戦争も続いていることで突然の停電が起こるリスクも高くなっています。

この状態を少しでも緩和し、病院の機能が保たれるよう、ADRAは16の発電機をウクライナに届ける活動にも取り組んでいます。

10月26日、20トントラックで、オッデサ州にある2 つの医療機関に容量100kwの強力な発電機を届けることができました。

病院に到着した発電機を下す作業(2023年10月26日オデッサ州)

オデッサ州保健省の担当官は「戦争の影響で、病院は常に緊急停電のリスクにさらされていましたが、この支援のおかげで、手術や処置を中断することなく、またいつ電気が止まるかを心配することなく、患者を治療できるようになります」と感謝の意を述べています。

また、オデッサ副市長のスヴィトラナ・ベドレガ氏からは、「24時間、365日休むことなく稼働する病院にとって、発電機の存在は非常に重要です。この困難な時期にオデッサをサポートしてくださった皆様に感謝いたします」という言葉がありました。

病院の設置場所に発電機を移動しています(2023年10月26日オデッサ州)
無事に発電機を設置することができました(2023年10月26日オデッサ州)
発電機を届けたADRAスタッフと、病院の院長、病院スタッフ(2023年10月26日オデッサ州)

また、発電機支援の活動と並行して、洪水被害のあったヘルソン州や戦火の激しいドネツク州の人々の生活を支えるため、薪などで使える調理用ストーブや、ガスコンロ、洗濯機などを届ける生活・越冬支援にも取り組んでいます。

なお、この活動は皆さまのご寄付と、外務省の日本NGO連携室の無償資金協力を得て取り組んでいます。

次回は、ストーブが届き、温かい部屋で暖かい料理を食べられるようになった人々の様子をご報告します。

このような活動ができるのも、温かいご支援をお寄せくださる皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。

引き続き、温かいご支援をお願いいたします。

(執筆:マーケティング・広報担当 栗栖一郎)

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