
いつもADRA Japanの活動を支えてくださり、誠にありがとうございます。
今回は、石川県穴水町で開催された「のとやさしまつり」に出展した際の様子をご報告します。
能登半島地震から2年半。穴水町では応急仮設住宅から移る方が少しずつ増え、これまでのコミュニティから新たなつながりを育む場が求められています。住まいが変わると、これまでのご近所づきあいも変わります。そんな中で、地域の方が気軽に集まり、楽しい時間を共有できる場が必要でした。
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主催した真如苑救護ボランティア(以下、SeRV)の皆さんは、「穴水町の復興を願い、やさしさに包まれた温かいイベントにしたい」という思いを込めて、このお祭りを企画しました。
真如苑能登支部の境内には、このお祭りの名前の由来となった「やさし地蔵」と呼ばれるお地蔵さまがあります。
このお地蔵さまには、「能登はやさしや土までも」という言葉のとおり、能登の人だけでなくすべての人のやさしさを大切に、という願いが込められています。
私たちADRA Japanもブース出展という形で協力しました。
当日は25℃近くまで気温が上がり、初夏を思わせる陽気でした。会場には、町・社会福祉協議会(以下、社協)など様々な支援団体による10以上のブースが並び、能登の伝統調味料「いしる」を隠し味に加えた「穴水餃子」や、能登産イノシシ肉を使ったオーガニックタコライスといった食事の提供、防災笛づくり体験などがありました。そのほか、ステージ発表もあり、ゴスペルや和太鼓演奏、合唱などが披露され、会場全体に明るい笑顔があふれていました。


私たちのブースでは、発災後から穴水町で屋根のブルーシート張りなどの活動を共にしてきたボランティアの方と協力し、その技術の紹介や展示を行いました。
また、ボランティアの方の手作りで、シート張りで使用する部材「イエローボタン」を使った遊具も設置しました。
ビー玉を転がしながら障害物をよけて進むシンプルな遊びですが、子どもたちは夢中になり、「もう少しでゴール!がんばれ!がんばれ!」と声を上げて応援し合っていました。大人の方も思わず熱中してしまうほどで、ブースは終始にぎわっていました。
さらに、無料で提供した綿あめも、子どもから大人まで多くの方に喜んでいただきました。



今回の来場者は400名を超え、幅広い世代が集まり、笑い声や久々の再会に喜ぶ声でにぎわう一日となりました。SeRVの皆さんがこれまで地域の人々に寄り添い、各支援団体やボランティアの方と丁寧に関係を築いてきたことが、この活気につながっていると強く感じました。
私たちADRA Japanも、現地関係者や外部支援者の皆さんと力を合わせ、これからも穴水町をはじめ能登の復興に取り組んでいきます。
皆様からの温かいご支援があるからこそ、このような活動を続けることができています。
心より感謝申し上げます。
ADRA JapanのYouTubeチャンネルでもご紹介していますので、ぜひご視聴ください。
(国内事業課 大澤 明浩)
