
10月11日(土)・12日(日)の2日間、和倉温泉お祭り会館の特設会場にて「能登よさこい祭り」が開催されました。今年は寒暖差のある気候に加え、小雨が降ったり止んだりと、少し気まぐれなお天気でしたが、会場にはたくさんの笑顔があふれていました。
「能登よさこい祭り」は、例年6月に開催。お祭り実行委員会では、震災前も開催に向けて着々と準備を進めていました。ところが、2024年1月に能登半島地震が発生。
アドラ・ジャパンは、避難所となった和倉小学校で、校庭が駐車場として使われる際のぬかるみ対策としてマットを設置し、飲料やレトルト食品の寄贈、一息つける足湯や移動カフェの提供などを通じて、避難生活を支えてきました。
そんな中、完成したばかりのポスターを前に、お祭り実行委員会の小崎会長がつぶやいた言葉が印象的でした。
「ポスターできたばっかりだったんですよ。もうできないね、これじゃ…。」
淡々と語られるその声の奥には、悲しさや悔しさがにじんでいました。
それでも、再開を願う多くの方々の協力により、2024年は復興イベントという形で6月と10月にお祭りを行うことができました。そして、今年も同様の形で10月に開催しました。

全国各地から集まった約40のチームが、よさこい踊りや歌を披露。各チームは1日に約5回の演舞を行い、観客を魅了していました。色とりどりの手作り衣装、力強い踊りとメッセージに、思わず足を止めて見入っている観客の姿がありました。会場には約20台のフードトラックが並び、地元の飲食店による出店や海産物を扱うお店もありました。会場の皆さんは美味しい料理に満足そうな表情を見せていました。お祭りの活気に、飲食ブースを出していた地元の住民も、この賑わいに元気づけられている様子でした。

フードトラック以外にも、屋外の遊び場やクレーン車の試乗体験まであり、子どもたちも大満足。順番を待っているときは、嬉しそうにしたり緊張したりしていました。

今回のお祭りは、少人数の実行委員会によって運営し、これまでの開催を通して築かれたつながりや、能登半島地震をきっかけに集まったボランティアの協力が心強い支えになっていました。アドラ・ジャパンは、京都市市役所から来た3人のボランティアとともに、会場周辺のゴミ拾いやゴミ捨て場の運営、クレーン車試乗体験のサポートなどを担当しました。
小崎会長は、「中には大阪から応援に駆けつけてくれた知人もいる。有難い」「また来年も開催したいと思うので、よろしくお願いします」と話してくれました。
地域の方々の思いと、遠方からの演舞者やボランティアの応援による、心温まる2日間でした。来年もまた、笑顔あふれるお祭りになりますように。
(国内事業課 大澤 明浩)

