【能登半島地震被災者支援第23報】株式会社The SEED様より、スニーカーとサンダルのご支援を頂きました。

いつも温かいご支援をありがとうございます。

ADRA Japanは、昨年に引き続き穴水町、七尾市、輪島市での活動を継続しております。今回は、七尾市で地域の運動会への参加と株式会社The SEED様よりご支援頂いたスニーカーやサンダルなど、靴の配付に関するご報告です。

会場設営に勤しむスタッフ

6月のこの日は、地域の運動会。地元の方々によって、連日コツコツと準備が進められてきました。その甲斐もあってか、幸いにも雨が降ることもなく無事に開催。ADRAにも参加依頼があり、カフェコーナーを出展しました。コーヒーやお茶だけではなく、運動で火照った体を癒すため、冷たいオレンジジュースやスポーツドリンク等も準備しました。

しかし、今回はそれだけではありません。靴の製造から販売まで手掛ける総合フットウェアカンパニーの株式会社The SEED様よりご寄贈いただいたスニーカーやサンダルの配付も行いました。

配付開始前から多くの方が並んでくださいました。

早い方で、靴の配付が始まる1時間前からお並びいただきました。スリッポンやブーツ、スニーカー、サンダルも数種類用意していたため、皆さま楽しみにしていらっしゃいました。

「私のサイズは、23。これ脱ぎ履きしやすそうでいいねー。」

「どんなのがあるんやろ。暑いしー、ちょうどサンダルが欲しかったの。」

配付を待つ間にも、前後の住民さんと楽しそうにお話して時間を過ごされている姿が印象的でした。

靴とサンダルは、配付開始からわずか1時間で予定数が終了。笑顔と笑顔で、一足ずつ手渡すことができました。

喜んで靴を受け取ってくだる住民に、スタッフも思わず笑みがこぼれます。

靴の配付が終了したあとは、カフェコーナーを楽しんでいただきました。30度を優に超える暑さだったため、冷たい飲み物が続々と手渡されていきます。子どもたちは、オレンジ・りんご・麦茶・スポーツドリンクと、何度もおかわりをして、COLDメニューを制覇するかの如く飲み比べを始めました。多くの笑顔があふれる、地域の方々が営むイベントの一助になれたことを、大変嬉しく思う運動会でした。

同時開催したカフェコーナーでは冷たい飲み物が人気。飲み比べを楽しむ子どもたち。

また、この運動会以外にも、穴水町・七尾市の別の数か所で、カフェと同時に靴の配付を行いました。

「いつもありがとうございます。カフェだけじゃなくて靴もありがたいわー。」

「子どももすぐおっきくなるから助かる。子どもも喜んでいてよかった。涼しそうでいいね。家の修理がすごいかかって、お金が飛んでく飛んでく。ありがたいわ。」

「今までこんなのもらった事なかった。今日暑いからどうしようか悩んでたけど来てよかった。」

どこの会場でも、皆さまとてもお喜びになり、感謝の声をいただいております。

白色のスニーカーを試し履き

この度はたくさんの靴をご支援いただいた株式会社The SEED様に心より感謝申し上げます。キャッチコピーとして掲げられている「足がよろこぶ。心がよろこぶ。(Fit your feet, Fit your heart.」を、今回の配付活動を通じて体感することができました。

能登半島の復興はまだまだ道半ばです。自宅の工事が終わっていない方、再建を諦めて引っ越してしまう方、仮設住宅に住んでいるが馴染めない方等、さまざまなお悩みを持った方がいらっしゃいます。その様な中で、今回のイベントに参加する事により、少しでもお気持ちが和らぐ事ができたなら幸いです。

私たちは地域の方々を陰ながら支える存在として、支援者の皆さまの応援のもと、これからも活動して参ります。

(執筆:国内事業課 三牧晋之介)

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