【アフガニスタン】地震があった現場から—食料支援・心理的ケア・防災啓発

2025年8月31日、アフガニスタン東部を襲った大地震。死者1,992人、全壊家屋8,489棟という凄まじい被害が、ナンガルハル県やクナール県をはじめとする4県にわたり広がりました。住み慣れた家と日常を奪われた被災者の多くが、1年以上たった今も厳しい状況の中で避難生活を続けています。

ADRAは発災後、被害が特に甚大だったクナール県において11月に詳細なニーズ調査を実施し、支援を必要としている人々へ迅速なアプローチを開始しました。今回のブログでは、調査の結果を受けADRAが行った具体的な支援、そして現地の被災者の声をお届けします。

2025年11月にADRAがクナール県で行った現地調査を踏まえ、被災された方々が直面している課題に対応すべく、2026年には1,070世帯に対して以下の3つの活動を軸とした包括的な支援事業を行いました。

1. 食料配付および妊産婦への栄養補助食品の提供

地震の影響を受けた最も脆弱な世帯へ必要な食料を届けると同時に、妊産婦の生命と健康を守るための栄養補助食品を提供しました。

<2026年8月、クナール県にて食料配付用の食用油>

2. 女性への尊厳キット配付と衛生啓発

女性や少女が尊厳を保ち、安心して衛生的に生活できるよう尊厳キットを配付し、衛生管理の啓発を行いました。(詳しくはブログ記事<【アフガニスタン】東部地震からの避難生活の中で、女性と子どもを守る支援を届ける>をご覧ください。)

<2026年8月、クナール県にて女性たちに尊厳キットを配付>

3. DRRおよびPFA周知活動による対応能力の強化

地域住民を対象とした防災教育(DRR)と心理的応急処置(PFA)のセッションを開催し、将来の災害や心の苦難に住民自らが対応できる能力を高める活動を行いました。

<2026年7月、クナール県にてDRR・PFAの啓発活動を実施>

【被災者の声】「苦しいテント生活の中で届いた支援に感謝しています」

クナール県サウカイ地区の村で暮らすマルワさんは、今回の地震で自宅を失いました。現地の厳しい状況とADRAの支援について、思いを語ってくださいました。

クナール県に住むマルワさんのメッセージ

「ADRAは私たちのコミュニティで支援を最も必要としている人たちに支援を届けてくださり、とても感謝しています。ADRAが開催した防災教育や心のケアのセッションからもたくさんのことを学ぶことができました。それに加え、小麦粉、食用油、豆、塩などの食料もいただきました。誠にありがとうございました。」

本事業は、(特活)ジャパン・プラットフォームと、皆さまの温かいご支援により支えられました。心より感謝申し上げます。

食料や衛生用品といった「今すぐ必要な支援」と同時に、防災や心理的ケア、仮設住宅の建設といった「未来の安全と自立につながる支援」を届けることが、被災地の真の復興には不可欠です。ADRAはこれからも被災した方々に寄り添えるよう、活動を続けてまいります。

ご寄付の受付について

皆さまからの温かなご支援により、被災した方々に支援を届けることができました。心より感謝申し上げます。現地では今後も活動を続けていく予定ですが、ADRA Japanではご寄付の受付を終了しております

今後、ADRA Japanに届く「アフガニスタン支援」へのご寄付につきましては、「海外緊急支援」へのプロジェクト指定寄付としてお預かりさせていただき、今後起こりうる災害被災者支援のために大切に活用させていただきます。

温かいご支援に、心より感謝申し上げます。

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