【アフガニスタン】2025年8月31日の地震から。食料支援、そして「心」を守る取り組みへ。

こんにちは。アフガニスタン事業担当の守屋です。今日は、皆様に事業の報告をしたくブログを書いています。

2025年8月31日、アフガニスタン東部で大きな地震が発生、2,150人が亡くなりました。夜遅い時間帯の揺れは、山あいの集落にある日干しレンガの家々を容赦なく崩し、22万人以上の暮らしを一瞬で変えてしまいました。

貧困が蔓延したアフガニスタンを襲った突然の地震―――家や家財、備蓄していた穀物や生活基盤を失った直後、「明日の食事」が見えない状況は、想像以上に人の心を削ります。そこで私たちは、生きるために必要な糧を届けるために動きました。日本の支援者の皆様や、ADRAのネットワークを活用して世界中に支援を呼び掛けたのです。

その結果、被災地の中でも被害の大きかったチャパダラ地区とヌルガル地区で、6,687人の18歳未満の子どもを含む計11,135人(1,592世帯)の人々へ、1か月分の食料(小麦、豆、塩、油)を届けることができました。

被災者が語る、当時の様子とADRAの支援の動画は、こちらからご覧ください

配付の受付の様子

しかし、地震の被害は、倒れた家や壊れた道路だけではありません。強い揺れと喪失体験のあと、人は眠れなくなったり、些細な物音に過敏になったり、突然涙が出たり、無力感に襲われたりします。特に子どもは言葉にできず、体調不良や行動の変化として表れることもあります。

そこで私たちは、「心のケア」の必要性についての啓発も行いました。対象は裨益者の方々だけではありません。復旧の最前線に立つ現地の行政職員にも説明し、被災者への接し方や、心の不調が深刻化する前にできる声かけ、支援につなぐ考え方を共有しました。

心のケアに関するチラシを配付し、裨益者に説明をおこなっているところ。
行政職員へも、心のケアの重要性を啓発

このような支援を届けることができたのは、ブログを読んでくださっている支援者の皆様のお陰です。本当にありがとうございました。

しかし、支援は一度届けて終わりではありません。今回の地震で幸いにも命を繋ぎとめた人々には、これから元の生活に戻るまでの長い道のりがあります。しかも、このアフガニスタンのように貧困が常態化している地域では、その道はより険しく困難になります。今必要とされているのは、食料や物資だけでなく、“立ち上がり続ける力”を支えること。私たちは現地の人びと、行政、関係機関とともに、人々がより強い一歩を重ねられるように、次に繋がる支援の準備を進めています。

その報告はまたの機会に!

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