もし今日、住む場所を失ったら―6/20世界難民の日に考える

もしも今日、急に家に帰れなくなったら。

いつも持ち歩いているお財布や携帯電話は手元にあっても、思い出の品やお気に入りの服、地域でのつながりなど、持っていくことができないものが山ほどあります。

今夜どこで眠るのか。
いつ家に戻れるのか。
家族や友人は無事なのか。

そんな状況に突然なったら、あなたは何を思うでしょうか。

世界では今、戦争や紛争、迫害、そして近年では気候変動などさまざまな理由によって、住み慣れた土地を追われる人々がいます。

家に帰れず、学校に通えず、安心して眠る場所すらない日々。
いつまた移動を強いられるかわからない不安の中で過ごす夜。

ADRAは世界各地で、そういった難民や国内避難民の方々に寄り添い、支援を行っています。

特に大切にしているのは、一人ひとりの尊厳を守ることです。

命をつなぐための水や食料、生活用品を届けるだけでなく、安心して暮らせる場所や学ぶ機会を人々と共につくり、一人ひとりが持つ「自分の人生を取り戻す力」を支えています。

水ボトルや避難生活に必要な物資の配付(レバノン)
トイレを建設(エチオピア)

今夜、安心して眠れる場所があること。
家族や大切な人と連絡を取り合えること。
学校や仕事に通い、明日の予定を立てられること。

私たちが当たり前のように感じている日常は、世界の多くの人々が懸命に守ろうとしているものです。

この世界難民の日が、家族を守り、学び、働き、未来を切り開きたいと願いながら、困難な中でも一歩ずつ前に進もうとしている人々に思いを寄せ、私たちにできることを考えるきっかけとなれば幸いです。

誰一人として、取り残されることのない社会へ。

皆さまと一緒に考え、小さな関心から繋げていけたらと願っています。

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