
戦火の影が続くウクライナで、多くの家族が日々の生活に苦闘しています。
そんな中、ADRA Japanの現金給付支援は、困難な現実を少しでも和らげる灯火となっています。
今回は、ドニプロペトロフスク州ニコポリ地区で「家族型孤児院」を営み、8人の子どもたちを育てるカテリナ・ヴァシリブナさんの物語をお届けします。
カテリナさんの家族は、血のつながりを超えた大きな愛で結ばれています。
彼らの家庭は、孤児や困難を抱える子どもたちに新しい家族の温もりを与え続けてきました。
「子どもたちはそれぞれ違う夢や個性を持っています。今は学校がオンラインになり、みんながパソコンやタブレットを使って学んでいますが、機器が足りなくて交代で使っている状況です」
それでも、限られた機器の争奪戦は日常茶飯事。宿題を待ったり、学習のペースが乱れたりすることも少なくありません。
さらに最近は、水を供給するポンプも壊れ、子どもたちの暮らしに欠かせない設備の維持も厳しい状況です。
「物価がどんどん上がっています。野菜や果物、お肉はとても高くなり、子どもたちに栄養のある食事を用意したいのに、それが難しくなっています。医療費も同じく高額で、家計は厳しいです」
家族は、衣食住を自分たちの力で支えようとしていますが、膨らみ続ける生活費をまかなうには経済的な支援が欠かせません。
「そんな時、ADRAのスタッフが丁寧に支援の手を差し伸べてくれました」と彼女は振り返ります。
書類の準備や申請手続きで分からないことがあっても、細かく教えてくれて、寄り添いながら支えてくれたと言います。
「時には書類に間違いもありましたが、担当者の方は根気よく、いつも優しく助けてくださいました。私たち家族が理解されていると感じ、本当に心強かったです」
カテリナさんたちは支援金の使い道を既に決めています。
「子どもたちがスムーズに学べるようにパソコンを買うつもりです」
支援を受けることで、学びの環境が整い、子どもたちの未来を守ることができる。
そして何より、家族の笑顔が少しずつ戻りつつあるのです。
ADRA Japanは、(特活)ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成と、皆さまからの温かいご寄付により、これまで約3,000人以上の方々に現金給付支援を届けてきました。
皆さまからの温かいご寄付と想いは、こうした家族の心と暮らしを支える大きな力となっています。
どうか、これからも彼らの未来を照らす支援の輪を広げていただければ幸いです。
心より感謝申し上げます。

