ウクライナの人々が安心して冬を迎えられるよう薪ストーブを届けました

ウクライナでは長引く戦争により、いまだ不自由な生活を強いられている方が全国に多くいらっしゃいます。特に戦闘の激しい東部では、生活用品や安全な飲料水さえもなかなか手に入らない上、頻繁に起こる停電により十分な電気もありません。

そんな中、今年もまた厳しい冬がやってきました。

ADRA Japanはウクライナの方々が安心して冬を迎えることができるよう、主に被害の大きい東部の方々186世帯へ、停電中でも暖をとることができる、調理機能付き薪ストーブを届けています。

本格的な冬が来る前に届けることができました。(2023年10月ドネツク州)

このご家族は家が砲撃を受け、壁と一緒にストーブが破壊されてしまいました。

ストーブを受け取った際には、これでまた温かい食事を作ることもできる、寒い冬を乗り越えることができる、と喜んでいました。

今年の夏にダムが決壊したヘルソン州では、戦争の影響に加え、洪水の被害を受けました。

避難するところもないまま、冬になった今でも冷たい外気が入り込む半壊状態の家に住んでいる方々がたくさんいらっしゃいます。

このようなご家庭にも薪ストーブを届けることができました。

この写真のように、半壊した家では、調理も家の外でパイプなどを使って行ってたそうです。

12月に入り、ウクライナでは雪も積もり本格的な冬を迎えています。

皆さまのご支援により、多くのご家族へ心身ともに温まる薪ストーブを送ることができたこと、心より感謝申し上げます。

遠い日本からの支援に、体だけではなく心も温まります

ウクライナには、まだまだ支援を必要としている方々が多くいます。

引き続き皆様からの温かいご支援をお待ちしております。

執筆:ウクライナ事業担当 馬渕 純子

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