「頭を洗いたい」過酷な生活が続く方に寄り添って。穴水町でのシャワー支援|能登半島地震被災者支援第4報

能登半島地震の発生から2週間が過ぎましたが、現地ではまだ元の生活に戻れる目途が立たず、厳しい生活が続いています。

ADRAでは、1月15日からスタッフ2名で現地に入り、先週の食料・物資支援に続く活動の準備を進めています。

そのうちの一つが、災害ボランティア団体「きざし」と穴水町で取り組む簡易温水シャワー支援です。

こちらの活動では、ポータブル給湯器とシャワーポンプを活用し、1日に100人の方が頭を洗えるようになることを目指します。

現在も石川県では広い地域で断水が続いていて、一部、生活用水として使える水が出る地域もありますが、ほとんどは深刻な状況にあります。七尾市では復旧までに2ヶ月以上かかり、輪島市や珠洲市では年単位の時間がかかるとも言われていて、水が使えない生活は長期化するとみられています。

臨時のお風呂を設置するにも水が足りず、下水システムも寸断しているために使った洗い湯の排水がなかなかできないため、臨時お風呂を設置して稼働できる場所が限られています。

シャワーであれば1人5ℓで洗髪できて、シャワーにつかった洗い湯をタンクに貯めてトイレの水洗に再利用することが可能になり、お風呂の問題もトイレ水洗の問題も同時に解消できることになります。穴水町の、シャワープロジエクトが上手く機能すれば、奥能登の状況が深刻な他の地域でも展開していけるかもしれません。

必要な資器材の調達には、ADRAに寄せられたご寄付を大切に活用させていただき、早ければ今週の金曜日からでもシャワー支援をスタートできるよう、急いで準備を進めています。

温かいご支援のおかげで、現地の人々に寄り添う活動に取り組めますことを心より感謝申し上げます。

引き続き募金を受け付けております。今後も現地に拠点を持ち、活動を続けてまいります。応援をよろしくお願いいたします。

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