【コロンビア地震】現金給付と医療チームの派遣で被災した人々を支える取り組み

2026年8月、南米コロンビアでマグニチュード7.4の大きな地震が発生しました。これにより、多くの人々が住まいや生活の基盤を失いました。地震発生から2ヵ月が経ち、ADRAを含む多くの団体が懸命な支援活動を続けていますが、地震による被害は広範囲に及び、住宅だけでなく、地域の暮らしを支えるインフラにも大きな影響が及び、被災した方々はいまだ厳しい状況に置かれています。

ADRAは、被災された方々の命と暮らしを守り、一日も早く安心できる生活を取り戻せるよう、現地での支援を進めています。

約48万人が被災。住まいを失い、困難な生活を強いられる人々

被災者:486,917人(約33万世帯)

死者:335人 

負傷者:4.516人 

住宅被害:206,931棟(そのうち36,478棟が全壊)

被害を受けた医療施設:402カ所

被害を受けた教育施設:4,431カ所

(2026年10月5日付け3is Dashboard 調べ)

※被害状況の数値は2026年10月5日時点の資料に基づく暫定値であり、今後変更される可能性があります。

上の数字からも、今回の地震の被害の大きさがよくわかります。

被害は住宅にとどまらず、多くの医療施設や教育施設にも及んでいます。そのため、地域の人々が必要な医療を受けることや、子どもたちが安心して学べる環境を確保することも難しくなっています。

(崩壊したアパート、2026年9月 リサラルダ県)

こうした中、ADRAは、2026年8月から2027年1月までの6カ月間にわたる支援計画を進めています。重点地域は、チョコ県、バジェ・デル・カウカ県、リサラルダ県、カルダス県の4県です。

支援の柱は、大きく分けて2つあります。

1.現金給付を通じて、生活の再建を支える

被災した世帯に現金を給付し、食料や生活必需品の購入を支援しました。2026年10月5日までに、目標の3,200人を上回る3,329人への支援を完了しました。

地震によって突然、住まいや生活の基盤に被害を受けた人々にとって、食料や日用品など、日々の暮らしに必要なものを確保することは大きな課題です。現金給付は、そうしたニーズに対応し、生活を立て直すための一助となりました。

(現金給付の様子、2026年9月 リサラルダ県)

2.医療チームを派遣し、必要な医療を届ける

現金給付のほか、地震によって医療施設が被害を受けたり、患者の増加によって医療機関の対応能力が限られたりしている地域で、移動診療などを通じて医療サービスの提供も行っています。

けがの治療や医薬品の提供に加え、被災した人々が必要な医療を受けられるよう、地域の医療体制を補完しています。これまでに1,330人の方に医療を届けることができました。

(他団体と協力して実施している医療チーム派遣、2026年8月 バジェ・デル・カウカ県)
(ADRAの移動診療所、2026年8月 バジェ・デル・カウカ県)

一人ひとりの暮らしが再び立ち上がるために

地震による被害からの復興には、食料や生活必需品を届ける緊急支援だけでなく、人々が安全な場所で暮らし、必要な医療を受け、地域での生活を取り戻していくための継続的な支援が必要です。

ADRAは、現地の状況や人々のニーズに応じながら、引き続き生活再建と医療支援を進めてまいります。

こうした活動を支えているのは、被災された方々を思い、支援を寄せてくださる皆さまの存在です。皆さまからの温かいご支援は、困難な状況にある人々が生活を立て直し、希望を取り戻していくための力となっています。

ご支援くだった皆さまに、心より感謝申し上げます。

(現金支援を受け取り笑顔を見せる女性、2026年8月 バジェ・デル・カウカ県)
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