
2026年6月24日のM7.2・M7.5の連続地震は、1900年以降のベネズエラ最大級の災害となり、8月14日時点で6,300人が死亡し、73,400人が医療処置を受けています。また、建物856棟が被害を受け、そのうち190棟が完全倒壊しました。現在までに、1,463回の余震が記録されており、継続的な人道支援と復旧活動が必要な状況です。

ベネズエラは地震前から、長年にわたる経済・社会・政治危機のため790万人が支援を必要とする人道危機下にありました。
今回の地震により、住居、食料、水・衛生、医療、子どもの保護、心理社会的支援のすべての分野で緊急ニーズが発生しています。特に、避難所不足、医療体制の逼迫、断水・停電の継続、余震リスクが大きな課題となっており、迅速かつ包括的な支援が求められています。
ADRAは、カラカスおよびラ・グアイラ州の避難所を中心に、6か月で約9万人を対象とした緊急人道支援を実施しています。
主な支援分野
① WASH(衛生・安全な水)
・個人衛生キット7,000セット配付
・水浄化設備・資材の提供
・避難所の衛生環境改善
② 食料支援
・食料キット10,000セット配付
・子どもや高齢者がいる世帯を優先支援
③ 保護と心のケア(Protection)
・心理社会的支援(MHPSS)
・子ども向け安全スペースの設置
・保護者と離れた子どもへの支援
・ケース管理(一人ひとりの状況を確認し、必要な支援や専門機関につなげること)と専門機関への照会

これまで早急に進めていた「安全な水の供給」「衛生キットの配付」「避難者への衛生支援」を含むWASH分野においては、目標の約6割を達成しています。
| 分野 | 実績 | 目標 | 達成率 |
| 安全な飲料水供給 | 407,500L | 700,000L | 58% |
| 衛生・浄水キット配付 | 4,075キット | 7,000キット | 58% |
| 個人衛生支援対象者 | 15,946人 | 28,000人 | 57% |
一方で、
- 約29万5千リットルの追加給水
- 約2,925キットの追加配付
- 約12,000人への追加衛生支援
が必要であり、今後もラ・グアイラ州およびカラカスの避難所を中心に支援活動を継続していく予定です。
ご寄付の受付について
皆さまからの温かなご支援もあり、世界のADRAネットワークにおいて、当初の寄付目標額を超えるご寄付が集まりました。そのため、ADRA Japanではご寄付の受付を終了しております。
クラウドファンディングREADYFORでは、8月31日まで、ベネズエラ地震被災者支援へのプロジェクト指定寄付を受け付けていますが、それ以外でADRA Japanに届く「ベネズエラ地震被災者支援」へのご寄付につきましては、「海外緊急支援」へのプロジェクト指定寄付としてお預かりさせていただき、今後起こりうる災害被災者支援のために大切に活用させていただきます。
温かいご支援に、心より感謝申し上げます。

