
ADRAは1996年より、ネパールの首都カトマンズ近郊のカブレパランチョーク郡にある小学校6校で、スポンサーシップ「ナマステ基金」プログラムを行っています。
このプログラムでは、さまざまな事情から教育を受けることが難しい子どもたちを継続的に支援しています。
スポンサーの皆さまからの温かいご支援により、毎年、学費や試験にかかる費用を補助するとともに、通学に必要な学用品や制服、靴、カバンなどを提供しています。
今回は、この「ナマステ基金」の支援を受けた一人の男性、シャムさんをご紹介します。
2004年、12歳だったシャムさんは、ADRAのスポンサーシップ支援を受けて学校に通い始めました。小学1年生として入学し、その後6年間学び続け、18歳で基礎教育を修了することができました。
現在35歳のシャムさんは、カトマンズ周辺で薪の供給事業を営んでいます。トラック運転手として経験を積んだ後、友人とともにトラックを購入し起業。今では複数のトラックを所有し、事業を着実に拡大しています。

子ども時代、シャムさん一家の生活は非常に厳しいものでした。両親は廃品回収で生計を立てていましたが、十分な食事をとることも難しい状況でした。
家計を支えるため、シャムさんと兄たちは学校を中退し、働く道を選びました。それは両親を助けるためであり、何より幼い弟たちを学校に通わせるための決断でした。
しかし、ADRAのスポンサーシップ支援よって、シャムさんは兄とともに再び学校に通う機会を得ました。この6年間の初等教育は、現在の人生の土台となっています。
シャムさんは、「ADRAの支援に心から感謝しています。」と語っています。

ネパールは、ADRAが「ナマステ基金」を開始してからの30年間で大きく発展しました。しかし現在もなお、貧困や早期結婚などの理由から退学を余儀なくされる子どもたちが少なくありません。
そのためADRAでは、さまざまな事情で学校に通うことができない子どもたちが一人でも多く学び続けられるよう、小学1年生から高校3年生(12年生)までの学資支援を行っています。
子どもたちが安心して学び続けられる環境を整えること。それが将来の自立へとつながります。
スポンサーの皆さまの温かいご支援に心より感謝申し上げます。
また、「ナマステ基金」のスポンサーにご関心がある方は、ぜひ以下のページをご覧ください。

