茨城県取手市“つなぐ”の今。クリスマスコンサートを開催しました

 2023年6月に、茨城県取手市で発生した水害から約2年半が経過しました。今でも双葉地区とは交流が続いており、「地域交流センター つなぐ」の活動も続いています。今回は、12月に実施したクリスマスコンサートのご報告です。

折り紙で作られた鳥たちがお出迎えをしてくれました

 2023年から関係が始まった双葉地区でのクリスマスコンサートは、今回で3回目の開催です。毎年参加している住民の方もおり、年末の恒例行事として楽しみに待っているようです。

 合唱は、毎年三育学院中等教育学校の生徒たちが担当してくれています。今回もお忙しい中、千葉県の大多喜町から約3時間かけて遠征してくださいました。長旅にも関わらず生徒たちの顔に疲れは見えません。

 当初は15時から合唱を開始する予定でしたが、既に1時間前には“つなぐ”が満員になっていたため、開始時間を繰り上げる事に。

“つなぐ”の中は、お客さんで一杯に!

 男子生徒たちの重厚な歌声が“つなぐ”に響き渡ります。来訪された地域の方々は、碁盤の目の様に並べられた椅子に座り、ただじっと真剣に生徒たちを見つめています。1曲1曲が終わる毎に、沸き起こる拍手。演奏の最後には、アンコールの声が上がるのを今か今かと睇視(ていし)する方も。締めの一節が終わり、一人、また一人と生徒たちにお礼を言いながら会場を後にします。

「若い人が来てくれると元気が出るわ。毎年ありがとうね。遠いところから大変でしょう。若い人の歌を聞くと元気がでるね」

「ここもだいぶにぎやかになって。前まで家に一人でいる事が多かったけど、出かけるきっかけができたわ。お昼もね、ここでみんなで食べていったの」

「ここもだいぶ元通りになって、すっかり綺麗になりました。今でも他の団体さんで、来てくれている所もあって。ご縁に生かされています。また何かあったらいつでも言ってくださいね」

コンサート会場を後にする住民からの言葉に、生徒たちもどこか嬉しそうです。

急遽近くの幼稚園でもコンサートを開きました

 あれから2年半が経過しました。

 当時、水浸しになっていたこの“つなぐ”の家屋も、今では見違える程綺麗になりました。一人も来なかったお茶会も、今では想像ができない程多くの方が集まるようになりました。

 いつの間にか、地域の方々にとって掛け替えのない居場所として、“地域交流センター つなぐ”があります。ここまで双葉地区に溶け込めたのは、運営メンバーの皆さまが努力された結果だと思っています。

 このような活動ができるのは、いつもご支援をしてくださる皆様のお陰です。ADRA Japan一同、感謝申し上げます。

 これからも地域の方による、地域のための居場所として、双葉地区にあり続けていく事でしょう。ADRA Japanは、今後も“つなぐ”の活動を陰ながら見守っていきます。

(執筆:国内事業課 三牧)

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