【東京マラソン2026チャリティのランナーインタビュー Vol.3】地域や誰かのために走るよろこび― アメリカ・カリフォルニア州在住のディートマーさん

東京マラソン2026チャリティに向けて、ADRA Japanのチャリティランナーとして走る方々を紹介する連載、第3弾です。今回ご登場いただくのは、アメリカ・カリフォルニア州サクラメントに住むディートマーさん。地域や誰かのために走ることに特別な意義を感じながら、世界各地のマラソンを経験してきました。

地域や社会のために走るマラソン

「チャリティランナーとしてマラソンを走ることは、あなたにとってどんな意味がありますか?」と尋ねると、ディートマーさんはこう答えてくれました。

「ランニングの素晴らしいところのひとつは、ランナーが走ることを楽しむだけでなく、地域や誰かのために走ることができる点です。多くのマラソン大会には意味があり、誰かや何かを称えるために開催されます。環境保護であったり、人を助けることであったり。チャリティランナーとして走ることは、私にとって大変名誉なことです」

2019年、ボストンマラソンにて

ADRAとの出会い

ディートマーさんの家族にとって、ADRAは身近な存在でした。お子さんたちは小さい頃、毎年クリスマスにADRAのギフトカタログから自分で支援を選んでいました。このギフトカタログにはさまざまな支援内容が掲載されており、好きな支援を選んでADRAに寄付すると、その支援が必要な人たちに届けられる仕組みになっています。子どもたちはこの経験を通して、他の人を助けることを学んだそうです。その経験が影響し、娘さんは後にジンバブエの児童養護施設で1年間働くことを決めたそうです。ディートマーさんの家族にとって、支援活動は大切な価値観のひとつでもありました。

「ADRAには素晴らしいミッションがあります。危機的な状況になったとき、最前線で支援を届ける団体であることが本当に素晴らしいと思いました」とディートマーさんは語ってくれました。

ボストンマラソン完走後、奥様とともに

ランニングとの出会い

ディートマーさんがランニングを始めたのは、41歳のとき、2010年のことでした。きっかけは、会社の「1万歩チャレンジ」への参加でした。

「毎日1万歩歩く競争に参加していて、早起きして散歩するようになりました。その習慣を楽しむようになったんです。それが自然とランニングにつながりました」とディートマーさんは振り返ります。

また、ボストンに住む弟家族と過ごすサンクスギビングの際に、弟に誘われて参加した5キロのレースがとても楽しく、その後マラソンに挑戦したいと思うようになったそうです。

弟と一緒に世界各地での挑戦

これまでにボストン、ニューヨーク、ベルリン、シカゴのマラソンを完走し、残るはロンドンのみ。今回の東京マラソン2026チャリティも、その挑戦のひとつです。
「東京では弟と一緒に走ります。弟もADRA Japanのチャリティランナーなんです。これまでもニューヨーク、ベルリン、シカゴと、二人で世界のメジャーマラソンを走ってきました」

マラソンを始めるきっかけをくれたのも弟さん。離れた場所に住む兄弟が、マラソン大会で再会するのが恒例になっているそうです。
「東京には時差に慣れるため、レースの1週間前に入ります。東京以外の地域も訪れて、いろいろな場所を楽しみたいですね」 日本を訪れるのは今回が2回目。2000年には当時、福岡に駐在していた兄を訪れ、神社やお寺を巡ったり、相撲観戦を楽しんだりしたそうです。今回は奥さまも同行し、東京やその周辺の街を満喫する予定です。

ニューヨークマラソンのフィニッシュラインで弟と喜びを分かち合う

ランニングの魅力とモチベーション

「ランニングの魅力のひとつは、他の誰かと競うのではなく、自分自身と向き合えることです。自分の目標を立てて、それを達成する喜びがあるんです。」

ディートマーさんは週に3回走り、週末には8〜20マイル(約13〜32km)のロングランに挑みます。10月には東京でのマラソンの練習を兼ねて、弟さんと一緒にワシントンD.C.で開催されるマリンコープマラソンにも出場する予定です。

長年走り続けるモチベーションについて尋ねると、こう話してくれました。
「私は人生の後半になってから走り始めました。若い頃はチームスポーツが得意ではありませんでしたが、ランニングを通して自分の得意なことを見つけることができたんです。健康のためにも大切ですし、トレーニング、栄養管理、ストレッチ、ケガのケア――そのすべてのプロセスを楽しんでいます。マラソンは、努力を重ねれば誰でも完走できて、全員がメダルをもらえる唯一のスポーツです。自分の力を出し切ってゴールしたときの達成感、それが大きな満足につながっています。」

ベルリンマラソン、ブランデンブルク門を背に

東京マラソン2026チャリティへの意気込み

また、東京マラソン2026チャリティに向けての目標について尋ねると、ディートマーさんはこう話してくれました。

「いつもできるだけ良いタイムで走りたいと思っています。自分を追い込み、ベストを尽くそうと努力していますが、それでもフィニッシュしたときには気持ちよく、笑顔で終えたいんです。そのバランスを大切にしています。東京マラソン2026チャリティは自分にとって特別なレースなので、しっかりと良い走りをしたいですね。」

2019年、家族や親戚と走ったカリフォルニアマラソン

仲間や家族、そして支援のために走るディートマーさんの姿は、ADRAの思いと重なります。彼の一歩一歩が、世界のどこかで誰かの希望となり、支援の輪をさらに広げていくことでしょう。東京マラソン2026チャリティでの走りが、多くの人に勇気と希望を届けることを願っています。

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