モロッコに建設した8つの避難所

2023年9月8日、23時11分にモロッコで発生したマグニチュード6.8の地震は、3,000人近くの方の命を奪い、アトラス山脈に住む何千人もの家屋を破壊しました。モロッコにおいて、1960年以来、最悪の災害となっています。

世界120か国に支部を持つADRAは、皆さまからの温かいご寄付を活用し、震源地に近いアトラス山脈の村、8カ所にプレハブ住宅を建てました。これはADRAが地元の非営利団体と連携して取り組んでいるプロジェクトの一つです。

テント生活を余儀なくされている32世帯に、冬の寒さが本格化する前に仮設住宅で暮らせるようになってもらえるようにと考えて取り組みました。

2023年10月9日、マラケシュにおける仮設住宅の基礎工事の風景

同仮設住宅は、それぞれ 16 平方メートルのプレハブで、モジュール型住宅 8 棟で構成されています。

モジュール型住宅とは、工場で完成させたパーツを現場に運び入れてから、組み立てる建築法のことです。

低コストで建設期間が短い点が何よりの魅力です。被災された方々の不安を、少しでも軽減したいという願いから、安全で質の高い仮設住宅を可能な限り早く築きました。

避難生活が必要なご家庭に、4部屋とトイレ、シャワー、共同キッチンを設けました。屋外にはお子さんが遊べるスペースも確保しています。

同建設は10月8日に始まりました。最初の棟は2日後、その次の建物は12日までに完成させました。

このプロジェクト利点は、まずもってスピードです。 2~3日以内に工事を完了できることです。

現在、モロッコ政府はレンガと石を用いた建設物を認可していないため、モジュール型が唯一可能な施工法となります。

しかしながら、このプレハブ住宅は耐久力が高く、断熱性も極めて優れたもので、被災された方々が村の再建中、ずっと住むことができるのです。

2023年10月11日、完成まで2~3日という迅速な作業で被害にあわれた方のニーズに応じる

仮設住宅建設は、世界中からの温かいご支援が礎となって着工にいたりました。とはいえ、現地を歩いたADRAスタッフは言います。

「災害の規模が計り知れず、困っている人がたくさんいるので、やるべきことはまだまだいくらでもあります。村全体が倒壊し、たどり着くことさえ困難な村もあります」。

ADRAに緊急支援金を寄付して下さった皆さま、心から御礼を申し上げます。ADRAは引き続き、苦しんでいる方々に寄り添ってまいります。ご支援を、よろしくお願いいたします。

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