シリアの地震被災者ストーリー ~ハイアットちゃん~ 

ハイアットちゃんと友人

シリア国境に近いトルコ南東部で2月6日未明、マグニチュード7.8の大きな地震が発生しました。

この地震は、シリアとトルコに大きな被害をもたらしました。

そのうちシリアでは7,000人以上の方が犠牲になり、今でも多くの方が避難生活を余儀なくされています。

10 歳の女の子、ハイアットちゃんも地震の被害にあった一人です。

彼女が震災当時のことを話してくれました。

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2 月 5 日、私は次の日の学校の準備をしていました。

私は ADRA の教育プログラムを受けてから、また学校に通い始めることができていたからです。

翌日6日の夜明けごろ、私の家は揺れ始め、恐ろしい雷鳴が鳴り響きました。

お父さんは私たちを抱え逃げ出しました。

階段を降りると同時に、家の壁が崩れ始めました。

とても寒い中、裸足のまま通りに逃げ出しました。

私たちの目の前には崩れた家がありました。

私の思い出の詰まった家は、私のおもちゃと洋服と一緒に全て無くなってしまいました。

日が昇る頃には、通りは救急車のサイレンや子どもの叫び声でいっぱいでした。

お隣さんが私のお父さんに、私の友達タグリードが瓦礫の下で亡くなったと話しているのが聞こえました。

とても悲しい気持ちになりました。

5時間後、私たちは避難所へ向かいました。

そこは、ジャファル・ナシフ・スクール。
私の学校です。

私が通っていた学校に、今、私は住んでいます。

アドラのみなさん、地震の前も後も、変わらず私たちを助けてくれてどうもありがとう。

私たちがまた学校に戻って、何もなかったかのようにたくさん遊べる日が早く来てほしいです。
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ハイアットのお母さんはアドラ の 支援を受けて自宅でヘアサロンを運営していました。

やっと生活が落ち着きを見せ始めた頃、今回の地震が起こりました。

アドラにより提供された機材もすべて無くなってしまいました。

しかし、地震で命を落とした隣人もいる中、彼女は自分と自分の子どもたちが無事であることに感謝し、また皆さまからの支援にも感謝しています。

彼女は崩壊した世界を体験した今、みんなの安全を願っています。

とくに子どもたちが一日も早く家や学校に戻れることを。

皆さまの温かいご支援のおかげで、私たちは、ハイアットちゃんとそのご家族にようにシリアで避難生活を続けている方々へ
必要な支援を届けることができています。

ハイアットちゃんの「ありがとう」は支援者皆さまへの言葉です。

皆さまのご支援に心より感謝いたします。

( 文責:広報担当 永井温子 )

皆さまからの温かいご寄付をお待ちしております。

■寄付控除の対象となります。
ADRA Japanは、2016年4月に東京都の認定を受けた「認定NPO法人」です。
そのため、当団体へのご寄付は、税制上の優遇措置(寄付控除)の対象となります。

ハイアットちゃんと友人

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