ミャンマーにおける栄養支援

ADRAが続けている栄養支援が、ミャンマーのトゥントゥンさんのような家族に、安心と希望をもたらしているという嬉しいお便りを頂きました。

つい先日もミャンマー国軍に抵抗する少数民族武装勢力、カレン民族同盟(KNU)が国軍の反攻を受け、東部のタイ国境近くに位置するミャワディから「一時撤退」したと報じられたばかりです。

ミャワディは貿易の中継点として名を馳せ、KNUが4月に国軍から奪い取った地です。ミャワディでは4月20日に武力衝突が発生し、たった1日で3000人の住民が避難せざるを得ない状況に追い込まれました。

こうした国内紛争により自宅から避難することを余儀なくされたトゥントゥンさんの家族も、他の多くの人々と同様、食料不足に直面していました。収入が乏しく、得られる食料も限られていたため、栄養が足りていませんでした。

ADRAは、グローバル・アフェアーズ・カナダ、KNOWと手を結び、3,000人以上の児童に食を届けています。米、豆、食用油などを含んだ支援により、経済的負担が軽減され、トゥントゥン家のように食がままならない子どもたちが、栄養価の高い食事を摂れるようになりました。

トゥントゥンさんが述べた感謝の気持ちは、この支援の効果の現れとして、困難な状況の中でわずかながら明るい兆しを感じます。子供たちの笑顔こそが、未来を変えるーー私たちは、そう信じています。

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