ジンバブエ便りvol.60  10月6日は「国際協力の日」!

皆さん、こんにちは!ジンバブエ駐在員の上田です。
今日は「国際協力の日」にちなんで、私の仕事について紹介したいと思います。

2021年9月に私がジンバブエに駐在し、ちょうど1年が経ちました。
ADRAには2018年12月に入職したので、もうすぐ国際NGOで仕事をするのは丸4年になります。

私の職場はジンバブエの首都ハラレにあり、毎日10分ほど車で運転して事務所へ出勤しています。

現在、事業を行っているニャミニャミ地区には月1回の頻度で出張するぐらいで、その他の時間は事務所でデスクワークをしています。

事務所で働いている様子.jpg
(事務所で働いている様子)

意外に事務所で働く時間が多いと感じるのではないでしょうか。

私の役職は事業を管理するプロジェクト・マネージャーになり、主に現地スタッフ7名(事業地担当5名、資材調達担当1名、会計担当1名)と一緒に働きながら、事業全般の管理を行っています。

(一緒に働く現地スタッフ)

事業の管理は、資材調達、資金管理、進捗管理、人事採用など、さまざまです。
各項目に沿って簡単に主要な仕事内容をまとめました。

資材調達:
購入希望品と予算の照らし合わせ、
団体内承認プロセスの手配、振り込み指示など

資金管理:
領収書や物品受領書などの書類の有無、
記載事項の確認、収入と支出のバランス確認、
日本からの送金手配など

進捗管理:
週報、月報、中間報告書、完了報告書の作成/確認、
現地スタッフ/本部スタッフ(日本)との
定例ミーティングなど

人事採用:
募集要項の作成、書類審査、面接、
契約書の作成など

月1回の事業地出張では、事業の各活動の視察と進捗確認や裨益者と直接話をし、聞き取りなどを行っています。

詳しい内容は過去のブログに載せてあるので、興味がある方はこちらをご覧ください。

私はADRA Japanのスタッフですが、また同時にパートナー団体ADRA Zimbabweへ派遣されたスタッフとして働いています。

なので、日々業務に取り組むなかで、活動や資金関係のことで日本側とコミュニケーションを取ると同時に、パートナー団体のADRA Zimbabweの事業部長、財務部長、人事担当にもよく相談しています。

駐在員の仕事は、事業を円滑に進めるための調整役という役割もあるのです。

多くの時間を事務所で過ごす駐在員ですが、駐在員の仕事には魅力もあります。

私が考える魅力を3点あげてみました。

魅力1. 事業活動へ大きく貢献できる。
事業全般の管理に携わっているため、自分の働きが直接事業活動に反映されます。

魅力2. 支援現場に行くことができる。月1回、事業地を訪問し、活動の視察と進捗確認をしたり、裨益者と直接話をしたり、事業の成果を肌で感じることができます。

倉庫管理者へ記録の取り方を聞き込み中.JPG
(倉庫管理者へ記録の取り方を聞き込み中)

魅力3. 文化、背景が自分とは全く異なる人々と働くことができる。

日々、現地スタッフとたくさんコミュニケーションをとる中で、自分とは働き方や考え方が異なることもあり、新しい発見もあり、おもしろいです。

特にジンバブエの人々は前向きでおおらかな印象があります。
イライラしている姿をこれまで一度も見たことがありません。

今回の記事では、駐在員の仕事内容や魅力について紹介いたしました。

駐在員の働きについてどういった印象を持ったでしょうか。

今後もより良い活動ができるように現地スタッフ、本部スタッフ(日本)と一緒に取り組んでいきますので、今後もどうぞ皆さまの温かいご支援をよろしくお願い致します。

※ジンバブエ事業は、皆さまからのご寄付のほか、日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。

(執筆:ジンバブエ事業担当 上田耕二)

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