【障害のある方なども、支援からもれてしまわないために】

日本中、世界中で毎日さまざまな出来事がある中、戦争の開始から2年以上が経ち、ニュースに取り上げられることが少なくなったウクライナ。それでもウクライナでは、今もなお毎日砲撃が続き、そこに住む人々は苦しい生活を強いられています。

戦争が長引くにつれ、多くの公共施設や商業施設も破壊され、人々の生活を支えるための社会的機能が低下する一方です。人々はより一層支援を必要としています。

私たちは危機が始まった直後から、ウクライナ国内で人道支援を続けています。

現在は、当初から続けている食料や衛生用品などの物資配付に加え、多様化するニーズに対応できるよう現金給付も行っています。

特に物資支援では、南東部の前線近くの町で物流システムは機能しておらず、必要な物資を手に入れるのが困難な方々へ、すぐに食べられる食料などを届けています。

私たちが支援を届ける際に最も気を付けていることの一つが、「支援からもれてしまう人をださない」ということです。

支援物資は基本的に配付所で配られ、住民の方々にはその場所に取りに来ていただきます。しかし、高齢や障害などの理由で、配付所まで取りに来られない方々もいらっしゃいます。

そのような方々にもしっかり支援が行き届くよう、移動困難な方々にはスタッフが一軒一軒自宅まで出向き、物資を届けています。

自宅で支援物資を受け取った方々は、ADRAスタッフが家まで来てくれたことにとても驚いた様子で、喜んでくださいました。

足が不自由なご高齢の女性宅へ物資を届けるADRAスタッフ

また、オンライン申請を取り入れている活動の場合、視覚や聴覚に障害を持つ方が支援からもれてしまうことがあります。

私たちが提供する現金給付も通常はオンラインで申請を受け付けていますが、視聴覚困難者の方々からの申請は対面で受け付けをし、手話のサポートをつけるなどして、障害のある方も安心して給付を受けられるよう配慮しています。

視聴覚困難者の方々も支援申請できるよう対面でお手伝い

今のウクライナのような状況では、普段から社会的に弱い立場にある高齢者、障害者、女性世帯主などがより支援を必要としますが、同時に、彼らの声は届きにくくもあります。

私たちは、そのような方々が必要な支援からもれてしまうことがないよう細心の注意を払いながら、今後もウクライナ国内で活動を続けていきます。

皆さまの温かいご支援に心より感謝申し上げます。

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