ADRAは1993年からウクライナ国内で社会的弱者である、孤児、障害者、高齢者、また自然災害や人災の被害を受けている方々などに対しさまざまな支援活動を行ってきました。
今年2月にウクライナとロシアの間で戦争が始まったときはすぐに、これまで培ってきた経験と地元の方々との強い繋がりを生かし、戦争で被害に遭われている方々への支援を開始しました。
戦争が始まってからこの8か月間、ウクライナにいるADRAスタッフ、また多くのボランティアの方々は、自分たちも被災しているにもかかわらず、助けを必要としている方々を支援するため日々奮闘しています。
この度、その活動が称えられ、ADRAはウクライナ最高議会より名誉ある功労勲章をいただきました。
ADRAはこれまでウクライナ国内で戦争の被害に遭われている方々、合計700万人以上に必要な支援を届けてきました。
その活動を通して、これまでに避難生活を余儀なくされている方々280万人以上に食料や、20万リットル以上の水を届け、戦闘の激しい地域に住む方々の避難を支援し、4万6千人以上の方を安全な場所へと送り届けてきました。
そして、家が破壊されすべてを失ってしまった方々や団体への現金給付の総額は7億6千万円相当以上になります。
その他にも、病院や医療従事者への医療品支援や被災者へのカウンセリングを各地で行い、戦争開始直後にウクライナ国内で開設したコールセンターでは、毎日多くの方から支援要請やご相談をいただき、チームが一つひとつ丁寧に対応してきました。
これらは、日本、または世界各地にいらっしゃる皆さまから温かいご支援をいただいているからこそ、できている活動です。
ウクライナ最高議会よりいただいた勲章は私たちの活動を支えてくださっている皆さまお一人おひとりに頂いたものだと思っています。
ウクライナ国内にいるADRAスタッフ、またボランティアの方々は毎日爆撃の音を聞きながら、戦火をくぐり抜け支援活動を行っています。
彼らの活動を称えるとともに、私たちを支えてくださっている皆さまに心より感謝申し上げます。
ADRAはこれからもウクライナの方々一人ひとりに寄り添い、引き続き支援を行っていきます。
(文責:広報・マーケティング担当 永井温子)
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