企業パートナーの募集を開始|ウクライナ人道危機やトルコ・シリア地震の対応で活躍する国際NGO

迅速で丁寧な支援活動に取り組むNGOで知られるADRAは、より早く人々に寄り添う活動を展開する体制を整えるため、社内募金や 資金・物品の提供を通して活動に参画する企業パートナーを先着5社、募集します。

紛争や災害など、地球規模での支え合いが求められる状況が続く中、世界最大規模の活動ネットワークを持つ国際NGO ADRA(アドラ)が企業パートナーの募集を開始しました。パートナー 企業として参加をすると、迅速な対応や継続的な取り組みが求められる紛争・災害被災地や途上国において、世界を良くする活動に参画し、貢献することが可能になります。参加の方法は、社内募金や寄付、輸送も含めた物品の提供、商品の在庫処分など相談のうえ で決めることが可能です。

認定NPO法人ADRA Japan (アドラ・ジャパン、 所在地:東京都渋⾕区神宮前1-11-1 理事長:柴⽥俊生)は、支援活動のパートナー企業の募集を開始すると発表しました。

今回の募集では、100万円~300万円の予算規模で、企業様が希望する社会貢献事業についてヒアリングと調査・調整を行った上でコミットいたします。その方法は、社内募金の立ち上げや、処分予定の在庫による寄付、資金提供など、状況に合わせて選ぶことが可能です。(物品寄付には複数の条件があります)

国際NGOアドラは、世界のネットワークを活用した活動に特長があります。世界には、120の支部があり、地域に根差して活動しています。例えばウクライナでは1993年から、地震の被害が大きいシリアでは2013年から活動しており、国連等とも協働しながらすでに構築されている地域との信頼関係のもと、現地でしか知りえない情報と必要なニーズを把握しながら、本当に喜ばれる支援活動に取り組むことが可能です。

また、ADRAは、ADRAネットワーク主催のトレーニングや国連等が主催するトレーニングに参加している経験豊富なスタッフと、事務所などの活動拠点をすでに持っているため、活動を速やかに展開することができます。

次に、企業様との代表的な協働についてご紹介します。

ウクライナ緊急人道支援

2022年、株式会社ZOZO様は、ウクライナで平穏な生活を奪われてしまった方々に人道支援を届けようとするADRAの活動に賛同し、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」の企業スローガンのもと、チャリティTシャツの販売を行い、売り上げの全額を寄付してくださいました。必要な支援を迅速に届けることができるADRAと、Tシャツの制作・販売のネットワークを持つZOZO様の双方のリソースが合わさり、ウクライナへ人々の命をつなぐ水や食料、生活必需品などの配付、危険な地域からの避難支援に取り組むことができました。

教育支援

2019年から、公益財団法人イオンワンパーセントクラブ様からの助成により、ミャンマー・カレン州及びヤンゴン管区において教育支援事業に取り組んできました。カレン州ラインブエタウンシップとヤンゴン管区にある計7 校の小学校において、学校校舎とトイレ・井戸の建設、学校設備(机、椅子、黒板等)の設置、教師・児童へ教育必需品(文房具等)の配付を行い、児童が安全に集中して学習できる環境を整備しました。
現在、ミャンマーでの教育支援は展開することが難しくなっていますが、他の国・地域でも支援のニーズが高い分野です。

東日本大震災 高校生支援

ADRA Japanは、2013年から2015年にかけて、株式会社ユニクロ様やヒルトン東京様との協働により、「未来・夢・希望」をテーマに福島県の高校生を対象にした若者の希望を育む活動に取り組みました。この活動は、ADRAが復興支援に取り組む中で未曽有の災害を体験した若者が自分たちの未来を描きにくくなっている状況を知り、この課題解決のために企業への協力を求めたものです。ユニクロ様とは商品を作る過程を学びながら実際にデザイナーの方とTシャツを作る体験プログラムを、ヒルトン東京様とは、ホテルの複数の部門での職場体験を高校生に提供することができました。このような機会を通して、高校生たちは人と関わり働く自分の未来を切り開く力を身につけることができました。

ADRA Japan常務理事である青木泰樹は「ADRA Japanは、1985年の設立以来、多くの方々と企業様からのご支援のもと、様々な支援活動に取り組んでまいりました。昨今では、日本でも確実に寄付文化が育ち根付いてきているのを感じています。
ADRAは、紛争や災害の被災地や途上国と呼ばれる地域で、人種・宗教・政治の区別なく支援活動に取り組んでいます。活動内容は、緊急人道支援のほか教育支援、保健衛生、生計向上など多岐に渡りますが、すべてに共通しているのは、そこにいる一人ひとりの状況に合わせて、人々に寄り添った活動をしているということです。この活動はすべて、困っている人がいたら助けたい、助けられたら恩返しがしたい、支え合って安心して暮らせる社会をつくりたいと願う人々からのご寄付によって成り立っています。
企業の皆様とも、社会貢献に対する想いや計画を共に実現し、世界において安心して生活できる社会づくりを目指していきたいと考えています」と結んでいます。

■■■認定NPO法人 アドラ・ジャパンについて■■■
アドラ・ジャパン(ADRA Japan)は、世界中約120ヶ国に支部を持つ世界最大規模の国際NGO、ADRAの日本支部です。各国ADRA支部や国連等のパートナー団体と連携し、「ひとつの命から世界を変える」をモットーに人種・宗教・政治の区別なく、紛争や自然災害の被災地また途上国において、一人ひとりに寄り添い、自立を助ける支援に取り組んでいます。

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