耐震性の高い住居の建設を

現地時間2023年10月7日午前11時11分、アフガニスタンのヘラート州をマグニチュード6.3の地震が襲いました。23分後にも同じ震度の2度目が発生しました。4日後の10月11日には、当地の方々が瓦礫の中から遺体を回収している折に、そして10月15日にも4度目の地震が起こりました。

4度の地震は全てマグニチュード6.3で、亡くなった方の数は2400名を超えています。家屋も半壊や全壊で、約47,000世帯が仮設テント等での生活を余儀なくされていると報告を受けました。

ADRAは、アフガニスタンでホームレスとなってしまった人々のために数十軒の耐震住宅を建設することを決め、現在、着工準備を進めています。最も大きな被害を受けたヘラート県のジンダジャン地区とインジル地区に、7人用住宅を建設する予定です。

十分な安全性を確保するためにも、しっかりとした土台を築き、地震の揺れにも対応すべく、技術を駆使した作りとなっています。

またADRA は地域の安全と、将来、災害が起きた場合に困らないよう、防災に関する知識を現地住民に持って頂こうと災害教育キャンペーンも始めました。

私たちは20年以上にわたり、アフガニスタンで支援活動を実施しており、自然災害やその他の危機に見舞われた家族をサポートする方法を模索し続けてきました。最近は、災害の増加により、避難所や緊急援助の需要が高まっています。

深刻な被害を受けたコミュニティに家を建てる機会を与えてくださった皆さまに、心から感謝しています。

今日、アフガニスタンでは推定2,300万人が人道的な援助を必要としており、求める支援はかつてないほど大きなものとなっています。今後もADRAは、国内外のパートナーとともに現場のニーズを積極的に収集します。

アフガニスタンの緊急事態に応じるために、国連人道問題調整事務所(OCHA)が主催する人道支援調整セッションにも参加し、困難に直面している方々に寄り添う活動を続けて参ります。

引き続き、皆さまの温かいご支援を宜しくお願い致します。

アフガニスタン地震被災者へのご寄付はこちら

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