ウクライナ人道危機から2年。私たちが支援を続けるたった一つの理由

(2022年2月24日 ウクライナ、キーウ近郊)

この写真は、2022年2月24日にウクライナのキーウ近郊で、ADRAスタッフによって撮影されたものです。もともとの写真は斜めに傾いていました。身を隠しながら、窓に手を伸ばすようにして撮られたためです。

想像してみてください。もし、この黒煙があがっていなかったらと。そこには、静かで美しい東ヨーロッパの平和な景色が広がっていたはずです。それが、この日を境に、ウクライナ全土で、人々が安全に暮らすことができなくなってしまいました。

その状況を受け、ADRAはネットワークの連携を強め、人々に寄り添う支援に取り組んいます。

ウクライナでは今も新たな炎と黒煙があがっています。ウクライナの人々は、1日も早く戦争が終わってほしいと願いながら、水を分け合い、畑を耕し、生きていこうとしています。私たちはその一人ひとりにに寄り添い、食料を配り、屋根を直し、飢えや寒さなどの命の危険から身を守れるように、1人ひとりに寄り添う支援に努めています。

「日本の人たちからですよ」と伝えて物資を渡すと、人々は驚きと喜びの表情を浮かべ、遠くから自分たちを想ってくれてありがとうと伝えてほしいという言葉を残して行かれます。その姿を間近で見ているADRAウクライナのスタッフからも、日本からの支援が生きていくために本当に必要なものばかりであることや、言葉通り人々の命をつないでいること、空襲警報や爆音が聞こえる中、限られた環境で暮らしている人々にとって心の支えになっていることが繰り返し報告されています。

2年が経過した今でも、戦争が続いている現実は受け入れがたいものですが、今、とても苦しい状況で生活しければならない人たちが、私たちの助けによって今日を生きられる人がいることもまた事実です。

皆さまとともに、その状況がある限り、支援を届け続けたいというのが私たちの思いです。

現在、見るだけで元気になるひまわりを日本で咲かせながら、ウクライナに必要な支援を届け続けられるように、ウクライナ人道支援にご寄付をいただいた方にひまわりの種を届けるキャンペーンを行っています。専用ページからお申込みをお待ちしております。ひまわりを育てるのが難しい方、種が不要な方は、には種が届かないプランもございます。皆さまのご参加をお待ちしています。

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