ADRAスタッフの現地からの声【能登半島地震被災者支援第11報】

元日の16時10分頃に、能登半島を襲ったマグニチュード7.6の地震。この災害によって石川県内で尊い命を落とされた方の数は241人。被害を受けた建造物の数は7万棟を超えました。

ADRA Japanも発災当日から現地情報を可能な限り多く集め、穴水町と七尾市を中心に、被災された方々への支援活動を続けています。穴水町を往復している男性スタッフの声をご紹介します。

家屋の破損状態を調査するスタッフ(撮影2024年3月21日穴水町)

「地震の影響でほとんどの世帯が、水を断たれました。水道局が修理を進め、断水は解消されたと発表されましたが、実際は、家への引き込み配管が損傷したままで、水が使えない方が多いです。僕が現地で目にした印象では、復旧率は50%。2世帯に1世帯は使えていないように思います。

家への引き込み配水管の調査(撮影2024年3月21日穴水町)

そこでADRAでは、水道修理ができる専門家を派遣することを検討し、調整中です。地域の水道屋さんの仕事を奪わないように配慮しますが、修繕すべき箇所が多すぎて手が回っていません。

珠洲や輪島では、穴水の少なく見ても10倍以上のニーズがあると聞きます。水道、下水、トイレ、住む家、生業、など様々な問題が山積していますから、穴水でよいモデルケースを作り、展開できたらいいなと考えています。」

家への引き込み配水管の状況を確認するスタッフ(撮影2024年3月21日穴水町)

別の女性スタッフも次のように話しています。

「道路のあちこちで、段差を埋めてあってデコボコしていました。大きなバンプになっているところは、車が大きく跳ねてしまい、安全面で問題があると感じます。道路がうねっているような光景も目にしました。

土地の隆起や陥没が、そこかしこに見られますね。配管が上がってしまって、マンホールの蓋ができないところも目撃しました。これでは地中に埋められた配管が損傷してもおかしくありませんね。

避難所のホールでは、共有テレビで相撲を見ながらお弁当の配給を待つ人が列になっていました。ご自宅で煮炊きができていない方が多いことがわかりました。

自衛隊が用意したお風呂は混んでおり、8つある洗い場がいっぱいでした。家でお風呂に入れていないんですね。ゆっくり湯船につかれる日が早く訪れることを、切に願います。」

ADRAは、常に人間としての尊厳の回復と維持の実現をテーマに、現場のニーズに応えたいと考えています。皆さまの温かいご支援をよろしくお願いします。

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