「Never Too Late」

今回は世界120か国にあるADRA支部の活動を報告します。

「人々の生活を変えたい」

そんな思いでADRAは、2002年から、エルサルバドルでの識字プロジェクトを続けています。

教会や公園や裏庭、あるいは森の中にある小屋を校舎に改造した建物が、私たちの<教室>となります。

テーブル、椅子、黒板を用意して教室にします。教師のほとんどは、教会や地域のボランティアで、この学校に授業料はかかりません。

同国の先住民地域で読み書きを学んでいる、ある女性は言います。

「子供と一緒に私が授業を受けることを認めてくれない学校もありました。でも、ADRAの教室は違う。こうして娘と共に学習できることを、神様とADRAの皆さんに感謝しています」

私たちはエルサルバドルに120校以上の学校を建設しました。幼稚園から高校まで、様々な年齢の、何百人もが“生徒”となって、読み書き、数学のスキルを身に付けるために参加しています。70代、80代の方の高い志には胸を打たれます。

私たちが更に望むのは同プロジェクトを通じて、「仕事を見付けるために必要な能力も体得できるようにすること」です。

老若男女問わず、学びへの高い意識を持った人々と接することは、ADRAにとっても大きな喜びです。

学生の大半は女性で、多くは高齢者です。75歳のある男性は、山頂近くの学校まで、毎日25キロメートルを徒歩で通います。そして、「計算ができるようになった」と目を輝かせながら語りました。

「残念ながら子供の頃、学ぶ機会がありませんでした。が、大人になってからでも学習はできるんですね。ここでは、希望を持ち続けられます」

今年は1,200 人以上が卒業しそうです。今まで、言い伝えでしか理解できなかったクリスマスにまつわる話を、読むことで身近に感じてほしいと、ADRAは考えています。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次