ADRAのネットワーク
ADRAの世界本部(ADRA International)は米国メリーランド州シルバースプリングスにあります。この下に9つの地域管轄支部が置かれ、北米、南米、南太平洋アジア、日本、ヨーロッパ、アフリカ等の12の国に地域支部を設置しています。さらにその傘下の約130カ国に支部があり、これらの支部を拠点として援助活動をおこなっている国や地域の数は 約200カ所に及びます。各支部は援助国と被援助国とに分かれ、協力体制のもとで事業を実施しています。
支援を受ける被援助国においては、国連や現地政府等とも協力して飢餓、病気、文盲、不衛生などの問題に取り組み、そこに住む人々の生活環境を改善するためにさまざまな事業をおこなっています。
日本は「アジア地域管轄支部(ADRA Asia)」に所属しています。
地域管轄支部は、管轄内に所属するADRAの顧問的な役割を果たしています。管轄支部の職員は、各支部を訪問し、スタッフへのインタビューなどをもとに、各支部の抱えている問題に対してのレポートを作成します。それに対して、各支部は問題解決の方法を考えます。また、各支部は管轄支部の職員とともに、短期・長期の戦略会議を数年に1度開催します。
ADRA Internationalでは年に数回、スタッフ研修会が開催されています。内容は「企画書と事業運営について」など、事業立案から実施、安全管理に関することなど、多岐にわたります。世界各支部から ADRAスタッフが集まり、学び、経験を共有することにより、更に効果的な支援事業をおこなうことを目指しています。
以下より、一部のADRA支部のホームページがご覧になれます。