2026年8月26日、ネパール北部のラスワ郡で大規模な洪水が発生し、これまでに、900人以上が死亡、3,900人以上が行方不明になっています。(9月1日現在)

二次洪水の緊急警報が発令される中、被災した方々は不安な日々を過ごしています。

ADRAは現地の状況とネパール政府の優先ニーズを踏まえ、まずは被災した方々が安全に過ごすためのシェルターキット(テントやタープ)など、緊急に必要とされている物資の提供を進めています。

今回の土石流で被災した方々に必要な支援を届けられるよう、2026年9月15日まで、緊急募金を集めます。皆さまのご協力をお願いいたします。

約9,000世帯が支援を必要としています

ネパール政府は、今回の土石流の被災地域を3か月間の「災害危機区域」に指定し、国際機関などに対して緊急支援を要請しています。

政府によると、現在、約39,000人が支援を必要としており、中でも約9,000世帯が緊急支援の対象となっています。

また、特に発生源に近いラスワ郡とヌワコット郡での被害が非常に深刻で、住居のみならず、道路、橋、商業施設、そして水力発電施設などのインフラにも大きな被害が出ています。

さらに、上流のせき止め湖からの流入や河川の水位上昇による二次災害の危険も続いているため、地上での活動には大きな制約があります。

被災した人々が必要としているもの

政府や人道支援機関の調査では、被災した世帯に対して、次のような支援が緊急に必要とされています。(9月1日現在)

  • テント、タープなどの避難用資材
  • 毛布、寝袋・マット
  • 食料や調理用油
  • 衛生用品
  • 飲料水を確保するための浄水剤
  • 女性や女児のための衛生用品
  • 乳幼児用品

また、保健所や病院などの医療施設も大きな被害を受けており、外傷治療に必要なストレッチャー、固定具、超音波診断装置、頸椎カラー、点滴、創傷処置用品などの不足も深刻になっています。

現地で緊急支援に向けた活動を開始

こうした状況を受け、ADRAは8月28日、被害の大きかったヌワコットへ入り、現地の状況を確認するとともに、自治体などと連携して情報収集を行いました。

ネパール政府から緊急支援の優先ニーズが発表されたことを受け、ADRAは緊急事態対応計画を発動しました。ネパール軍や警察、ヌワコット郡の行政機関と連携し、これまでに140世帯分のシェルターキットと、飲料水を確保するための浄水剤を、被災した世帯への配付に向けて現地行政に引き渡しています。

今後さらに支援を広げるため、ADRAの国際ネットワークでも資金を募り、被災地への支援拡大を進めています。

活動中には上流のせき止め湖からの流出による二次洪水の緊急警報が発令されたため、チームは安全確保のため一時的に高台へ退避することもありました。危険と隣り合わせの活動ではありますが、政府や国連機関、現地の人道支援団体などとも連携し、限られた支援資源が必要な場所に確実に届くよう支援の調整にも取り組みながら、現地での活動を続けてまいります。

ネパールの被災者への緊急支援に、皆さまのご協力をお願いします

一人でも多くの被災者に必要な支援を届けるため、皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

皆さまから寄せられたご寄付は、被災した方々への緊急支援や、今後の復旧・復興支援のために大切に活用させていただきます。ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

ご寄付の前にご確認ください。


ADRA Japanでは、海外への送金にかかる手数料や事務コストを考慮し、本募金へのご寄付が上記の期日までに総額15万円以上となった場合、「ネパール大規模洪水被災者支援のプロジェクト指定寄付」として、管理費を控除した金額を現地に送金し、ADRAネットワークで行われるネパール大規模洪水被災者支援の活動費として活用いたします。

総額が15万円に満たない場合は、「ネパール事業への指定寄付金」としてお預かりし、ネパールで取り組んでいる教育支援や保健衛生事業など、ネパールの人々のための活動に大切に活用させていただきます。あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。

本募金へのご寄付は、上記の条件に応じて「ネパール大規模洪水被災者支援」または「ネパール事業」へのプロジェクト指定寄付としてお預かりし、いずれの場合も管理費率は30%といたします。

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