★陸の孤島のサバイバル:乾物使って豊かな食卓?の巻
2008/07/19 千葉あずさ
大変個人的な見解ですが、お役立ちの食品など一挙ご紹介です。
Pagakでは米とパスタがあるので、持ち込みはご飯と一緒に食べられる乾物・缶詰が多くなります。逆を言えば、米とパスタとタマネギしかないから、それ以外のものを空輸してくる必要があります。
一般的なPagakの食材店を訪問してみましょう。

左から米袋、蒸留酒、袋入りパスタ、紫タマネギ、ペプシとミリンダ。以上。
「えーそれだけ?」そう。夏にはトウモロコシとカボチャとオクラが出回りますが、ニンジン、ジャガイモ、キャベツなどの基本的な野菜はPagakマーケットで一度もお目見えしたことがありません。


ADRAの倉庫です。乾季にエチオピアから陸路輸入、もしくはケニアから空輸してきた、この棚いっぱいの缶詰、ジャム、乾燥野菜で、スタッフ2−4名が6ヶ月を乗り切ります。このタマネギは2ヶ月前にエチオピアで50kg買って持ってきたものの残り。大切に大切に食べています。
さて。基本的に手荷物12kgで2ヶ月分の食糧ということは、1日200gということに。必然的に持ち込みは乾物がメインになってきます。それでは過去2年間の統計のもと、優秀なサポーター達を表彰します。
【味噌汁】具沢山なものに乾燥わかめを入れて。あとはご飯で一食。
【お茶漬け】ご飯にお茶漬け一袋で一食。。。。。貧しいなぁ。。。。
【缶詰】ご飯に1缶で一食。たまに豪華に味噌汁付。。疲れた時のご褒美−って貧しいなぁ。
【高野豆腐と粉のうどんスープ】豆腐と醤油は重いけど、フリーズドライなら煮物が可能!
【乾燥わかめ】味噌汁でもおじやでも、なんにでも入れて日本の香りを楽しみます。
【パスタソース】パスタ茹でてからめるだけ。携行に軽いタラコパスタは重宝です。
【カップ麺】かさばる上にあまり美味でないと最近みんな持ってきてない。春雨系は人気。
【コーンスープ】乾物万歳。軽くておいしいもの万歳。
【コーンフレーク】食事代わりに。食物繊維の補給も兼ねて。
【ポカリスエット】マラリアになったら一番の味方、そして主食です。
【お茶】最近のPagakでは、緑茶、玄米茶、紅茶、ジャスミン茶、ローズヒップ茶、生姜湯などが揃えてあります。なぜなら、果物ジュースとか炭酸飲料とか、手に入らないし、持ち込むのにも重いので、俄然、飲み物は現地で入手できる水か、コーラ。そして乾物として運んでくるお茶しかないのです。

その他とっておきのものもご紹介。
【しるこ】フリーズドライで、お湯を入れるだけでつぶつぶおしるこに!千葉の特別食。
【無印良品】バームクーヘンなど、1ヶ月は持つので、貴重品。ご褒美食。
【タイ料理食材】我が家で栽培しているササゲ豆の葉っぱ(写真下)との相性が抜群なタイ料理。トムヤムクンコンソメと葉っぱと煮込んでスープに。グリーンカレーと葉っぱを煮込んでカレーに。バジルペーストと葉っぱを炒めて炒め物に。(つまり毎日葉っぱ?)


そして、目からウロコのものもご紹介。
【のり】シーチキンとササゲ豆の葉っぱを醤油で炒めて、手巻き寿司に。
【粉わさび】粉のわさびってあるのです。水で溶くだけ。手巻き寿司には欠かせません。冷やしうどんでもそうめんでも大活躍。
【イカめし】レトルトパウチ。英語のわからないクックも茹でるだけなので指示不要。
【乾燥納豆】東京事務所からお土産でもらいました。おやつにもご飯にも。感激。
アフリカ料理はおいしいです。でも数週間、半年ならまだしも、2年間も樹海にいれば、やはり染み入るは日本食のやさしさ。毎日上記の乾物達を繰り返し食べてサバイバルしてきたわけですが、今日も飽きずに秘密の玉手箱(食糧入りダンボール)を覗いて「何にしよう」。ワクワク一日が始まります。
【スーダン便りvol.29 了】
千葉あずさ
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