NPO法人 アドラ・ジャパン ADRA Japan
South Sudan Rebuilding Livelihoods of Returnees
南スーダン / 帰還民生活再建支援事業

4. 過去の事業

学校・診療所建設事業

事業の目的:

ソバット川沿いにあるナシール郡周辺は、エチオピアからの帰還民が多く居住する地域ですが、町の中心部を除けば社会インフラは未整備であり、故郷へ帰ってきたばかりの帰還民は、新しい生活を再開する上で様々な困難に直面します。特に、教育施設や医療施設の不足は、難民キャンプで基礎的な教育・医療サービスの提供を受けていた彼らにとって大きな問題です。そこで、故郷へ帰ってきたスーダン人が安心して定住できるよう基礎的インフラ整備の支援を行いました。

協力団体:UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)

 

事業の内容:

2008年、UNHCRの要請を受け、帰還民再定着支援の一環としてナシール郡のジグミル村に小学校1校と診療所を1軒、ウラン郡のウラン市に小学校1校を建設することになりました。建設に必要な資材は全て船を用いて輸送されました。また、雨季には大雨の影響で建設工事を中断せざるを得ないこともあり、予定よりも建設作業に時間がかかりましたが、2009年3月に完成し、無事、地元行政へ施設が引き渡されました。ADRA Japan支部長の石井がジグミル村での引き渡し式に出席し、ナシール郡の郡知事より御礼の言葉をいただきました。

 

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引渡し式で現地行政官と握手をする
ADRA Japan石井支部長(左)

 

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完成した学校

2008年度の事業の成果:

ウラン郡の小学校には現在、小学校1年生から6年生まで1,000名以上の児童が建てられたばかりの教室で勉強しています。それまでは、木陰や青空教室で勉強していましたが、雨を凌ぐことができないので、雨季にはたびたび授業が休みになっていたと言います。難民キャンプを離れた今も、故郷で教育を続けていくことができる環境を整備することは、スーダンの将来を担う子どもを育てるための第一歩です。

 

受益者からのメッセージ:


southsudan コン・トゥット・トン君(Kong Tut Thon)、9歳、ウラン郡コプオット小学校1年生

「僕は、去年小学校に入学し、今年からコプオット小学校に移って来ました。生徒の数が多いので、先生や教室の数は足りていませんが、それでも僕たちは、とてもいい環境で勉強することができています。将来、コプオット小学校がウラン郡にとって良い変化をもたらすことを夢見ています。そして、教室を作ってくれたADRAにとても感謝しています。」

 

2009.11.19更新
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