NPO法人 アドラ・ジャパン ADRA Japan
South Sudan Rebuilding Livelihoods of Returnees
南スーダン / 帰還民生活再建支援事業

3. 生活再建支援事業

環境衛生改善事業

事業の目的:

南スーダンには、廃棄物処理のシステムが構築されていません。そのため、家庭や商店等で出るゴミは、町に放置されるか、ゴミ捨て場に集められたまま処理をされることがありません。南スーダンの首都ジュバでさえそのような状態なので、ナシールも例外ではありません。
しかし、近年商業も盛んで人の行き交いの多い地方の町ナシールでは放置ゴミが増えており、問題となっています。不衛生な環境やそれに起因する水質汚染、感染症を予防するため、ナシールの衛生環境を改善するための支援を行ないます。

事業の内容:

地元の郡保健局の公衆衛生担当の職員と協力し、ゴミ捨て場・ゴミ箱を設置します。また、各住宅地から選ばれる村落保健普及員へのトレーニング、クリーンアップデーの開催、啓発活動等を通して、住民の意識や行動変容、地域の衛生環境の改善を目指します。

2011年度は廃棄物の管理や衛生環境改善に関する啓発やクリーンアップデーに加え、ナシール内の5つの村に公共トイレを設置し、地域の衛生環境の改善を目指します。

2010年度の事業の成果:

郡保健省より選ばれた20人の村落保健普及員と5人のコミュニティーリーダーに、廃棄物の処分方法、再利用、基礎的な衛生に関する啓発トレーニングを行う他、学校、保健所などで4,500人の村民に同様の啓発セッションを行いました。また、ゴミ焼却場やゴミ埋め立て用の穴を掘削し、美化活動を行うことでゴミを処理するシステムを導入しました。

受益者からのメッセージ:

ティニョレ・トール・ノゴールさん(Thinyore Tor Ngor)、ナシール郡保健省職員

「ADRAの活動により人々は、手を洗ったり家にトイレを作ったりゴミ箱を設置したりなどの変化が生まれています。ADRAの仕事で良いと思うところは村の長老や村落保健普及員などリーダーとなる人々へのトレーニングです。彼らが自分の村に戻り村人に学んだ知識を広めることでADRAの活動は広くナシールに浸透しています。」

 

 

 

2011.8.16更新
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