NPO法人 アドラ・ジャパン ADRA Japan
South Sudan Rebuilding Livelihoods of Returnees
南スーダン / 帰還民生活再建支援事業

3. 生活再建支援事業

学校給食

2008年に開始した学校給食支援は今年で4年目を迎えます。これまで1,000人(2008年)、1,400人(2009年)、1,350人(2010年)の幼稚園児・小学校児童に給食を配布してきました。その目的は、子ども達の栄養状態を支えること、そして、家の手伝いに従事している子ども達が学校へ行くきっかけになるようにすることです。これまで、教員、保護者、園児・児童に対する聞き取り調査を行ったところ、給食が継続的な通学・通園を促していることが分かりました。また、診療所の関係者の話から、給食により少なくとも一日一回バランスの取れた食事が確保されていることで、支援開始前に比べて児童の栄養状態が良く保たれていることが分かりました。

2011年は新学期の5月より、パガックの小学校2校(合計1300人)、幼稚園4校(合計1200名)を対象に、ADRAがソルガム(雑穀の一種)・小麦、レンズ豆、油、塩を配布し、保護者のボランティアが調理をして子ども達に給食を提供しています。

また、当初は給食材料の配布から始まったこの支援も、視察を通じて学校の衛生状態を改善する必要があることが分かり、徐々に内容を拡大しています。まずは給食前に子ども達に手洗いを徹底させるため、保護者を対象に衛生教育を実施し、さらに手洗い場を設置しました。2011年は子ども達による衛生委員会を設置し、手洗いのほかにもトイレの使い方、基本的な身だしなみ、学校環境の美化にも取り組む予定です。

 

 

受益者からのメッセージ:

southsudanニャダップ・コン・タリジャットちゃん(Nyadap Koang Tharjiat)、14歳、パガック小学校4年生

「学校給食は私達にとって大切だと思っています。以前は給食がなかったため、出席率が低く、そのために留年する子がたくさんいましたが、今は毎日学校に通う子が多くなり、留年する子もほとんどいなくなりました。お昼ごはんを学校で食べて家に帰れば、家でも空腹感を感じることなく本を読んだり、勉強したりすることができます。」

 

2011.8.16更新
<<前へ  次へ>>

リンクと著作権について / 個人情報保護について