アラビア半島の最南端に位置する国イエメンでは内戦の状況が悪化し、多くの人々が避難生活を余儀なくされています。
皆さんは彼らの生活をご存知ですか?
日本のメディアでは、なかなかイエメンの現実を知ることが出来ない中、今回の報告会では現地で活動するスタッフが皆さんに直接、お伝えします。
イエメンに暮らす人々はどんな避難生活を送っているのか。
私たちがどのような取り組みを行なっているのか。
また、現地の様子を収めた貴重なビデオ映像も見ることができます!
アラビア半島南端に位置するイエメンでは、2015年3月末から内戦が激化して戦乱により食糧や水、生活に必要な物資が著しく困窮し、人々の生活環境が著しく悪化しています。2700万人の人口で、1700万人以上の人々が十分な食事を取ることができておらず、シリアや南スーダンと同じ深刻な人道危機にあると言われています。
国民のおよそ10人に1人に当たる、250万人を超える人々が「国内避難民」として厳しい避難生活を続けていて、国民の80%以上が人道支援を必要とする状態にあります。内戦激化してから間もなく2年となりますが、戦乱が終息する目処はまだたっていません。
そのような事態の中で、ADRA Japanは、ADRA Yemen(アドライエメン)支部とともに国内避難民と脆弱な住民の方々に対して支援活動を行なっています。その内容は多岐にわたり、食糧、栄養補助食材、衛生キットなどの配付や、飲み水の給水など、これまでに10万人を超える人々に支援を届けています。今回、イエメンから現地スタッフが緊急来日し、イエメンの現在の様子とADRAの取り組みを報告します。