NPO法人 アドラ・ジャパン ADRA Japan
Zimbabwe Water, Sanitation and Hygiene Project for Prevention against Cholera
ジンバブエ / コレラ感染症予防のための水衛生改善事業 2010~2011

事業背景

ジンバブエでは2008年8月よりコレラ感染が拡大し始め、翌2009年8月までにコレラ感染者数は98,592人に上り、うち4,288人が死亡しています。

2008年のジンバブエは、20世紀末からの土地政策の失敗等の劣悪な政策のため、物価が高騰していました。これにより、多くの人々が日々の生活に必要な食べ物を手に入れることができずに栄養失調状態になり、免疫力が著しく低下していました。また、水衛生施設の老朽化により安全な水の確保ができず、さらにトイレなどの衛生環境も劣悪な環境下にあり、感染症等がいつ発生してもおかしくない状況でした。
2008年8月にコレラが都市部で発生すると、瞬く間に郊外に広がり、多くの人がコレラに感染しました。しかし、政府は迅速な対応ができず、コレラ感染はジンバブエ国内のいたるところに拡大していきました。

2011年現在、政府や国連、NGOなどの協力で緊急治療センターなどが設置され、コレラの患者数は減少傾向にあります。しかしながら、コレラ感染の根本的原因とされている水衛生施設の老朽化への対策は不十分であり、衛生環境の整備が不可欠です。

 

事業地の川で水を汲む住民

 

ODAADRA Japan

 

ADRA Japanの活動

2009年、ADRA Japanは、ジンバブエへの支援を開始しました。同年7月末には保健省よりコレラの終息宣言が出されたものの、不衛生な水の利用による感染拡大は大きな課題として残り、安全な飲料水と衛生設備の改善・整備は、2011年現在もなおジンバブエにおける国際連合のMDGs(*1)の重点課題となっています。

 

ジンバブエの地方でよくみられるトイレ。
30年前に作られ、壁のいたるところに穴が開いている。

ADRA Japanでは、学校とコミュ二ティーの水衛生設備を整備することによる衛生環境の改善を目指し、外務省NGO連携無償資金協力の助成のもと、2010年11月より、コレラ感染症予防のための水衛生改善事業を実施しています。

 

*1…MDGsは、ミレニアム開発目標の略称です。 2000年9月、より良い国際社会を構築するため、国連ミレニアムサミット全会一致(189カ国)で「ミレニアム宣言」を採択しました。MDGsは、「世界の貧困を半減する」など8つの具体的な数値目標を2015年までに国際社会が達成することを目指しています。

 

(2011.09.23更新)

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