洪水・水害とは?
古来、雨は喜ばれるものでした。恵みの雨による洪水は、肥沃な土をくまなく運び、人々に充分な収穫を与える。雨は喜ばしい対象でした。
しかし現代では気候変動の影響を受け、予期しない規模の、突発的な台風による洪水、水害が相次ぐようになりました。
水害は一時的であっても、その被害は甚大なものになります。
- 鉄砲水は人をさらい、緩んだ土壌が土砂崩れとなり人命を奪います。
- 洪水は家屋を破壊し、家中を泥だらけにし、個人宅のみならず、学校、病院といった公的機関を麻痺させます。
- 洪水は水田を破壊し、穀物や家畜を流し、手工業の道具を奪います。
今回のフィリピンの水害は、長期型であることから、さらなる被害が重なります。
- 1階部分がまだ水没中であることから、人々は家に戻れず避難所生活を余儀なくされています。
- キレイな水を汲みに出たり、家にモノを取りに行くため、ひざ、もしくは首まで汚水につかりながら歩かなければなりません。その茶色い汚水にはゴキブリ、ねずみ、汚物が浮かび、衛生環境は劣悪です。
- キレイな水が貴重であることから、人々は充分に体を洗うことが出来ず、汚水により皮膚炎にかかります。肌は真っ赤に腫れ上がり、夜も眠れないほどの痒さです。
- すでに2週間も着のみ着のままで、硬い避難所の床にダンボールを敷いて寝ているため、充分な睡眠がとれず、衰弱します。
- 充分なお金を持って逃げることが出来ず、また生活手段を奪われているため、食料を買うお金がなく、十分な栄養が取れないため、衰弱します。
- 蚊が発生し、マラリアやデング熱が発生します。免疫力が落ちているため、簡単に感染していきます。
(参照:ALNAP 2008 Floods disaster 2008)
(写真:ADRA Japan)
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