
○大規模な地震の発生
10月8日午前、パキスタン北部で大規模な地震が発生しました。地震の被害はカシミール地方と北西辺境州に集中してお り、この地域としては過去最大規模の地震被害となっています。地震による死者は4万人を越えると言われており、多くの人々が家をなくして避難生活を強いら れています。
被災地域では天候が悪化して雨が続き、気温も急激に下がり始めました。これにより救助活動は難航し、被災者の支援活動も様々な問題に直面しています。
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| カシミールの倒壊したホテル |
岩で遮断された道 |
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| 崩れた家を見つめる男性 |
○ADRAの対応(10月18日現在)
ADRAパキスタンは、バグ郊外の2つの村(ArielとMehmanpura)において防寒対応テントの配布を終えました。また、300家族に対して食糧配布を行い、配布作業は他のNGOの立会いのもと順調におこなわれました。また、他の村ではポリタンクと毛布の配布がおこなわれました。バグの行政関係者はADRAの配布現場を訪れ、救援活動に感謝の意を表しまた。また現地の宗教関係者は「私たちはADRAからの支援により、自分達の尊厳を取り戻すことが出来ました。」と話していました。
カラチ・アドベンチスト病院からは医療チームが到着し、週末は医薬品の配布や被災地の医療活動に従事しました。ADRAドイツからの85,000ドル相当の医薬品も土曜日に到着し、カシミール地方に運ばれています。この他、パキスタン国際航空からADRAへ30,000ルピー(約500ドル)相当の医薬 品の寄付をいただきました。
現地は土石流による路上の石や交通事故などにより、支援物資の輸送に遅れが出ています。また気温も冬に向かい下がっており、防寒対応テント、毛布、ポリ タンクが必要とされています。安全な水へのアクセスは大きな問題ではなくなりましたが、水を運ぶ設備が必要とされています。
その他のADRA各国支部においても、パキスタン地震被災者支援活動の準備が進んでいます。
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| ADRAの事務所テント |
事務所テント内部のADRAスタッフ |
ADRAの資材テント |
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| ADRAパキスタンのクリニック |
怪我をした赤ちゃん |
倒壊した家屋 |
○ADRAの対応(10月11日現在)
ADRAは地震発生直後に、被災地におけるテント・毛布・食糧の配布などの緊急救援活動を展開するため、緊急対応チームを結成しました。
ADRAパキスタンのプロジェクト責任者のイクバル氏は、カシミールの中心都市ムザハラバードに到着し、復興担当の行政官と話し合いをおこないました。この地域は外国人は入域が制限されているため、ADRAは現地スタッフを派遣して支援を始める調査をおこなってき ました。
被災地で効率よく活動を進めるため、ADRAはイスラマバード中心から5Kmのラワルピンディ(Rawalpindi)に事務所を設置しています。そし て、カシミールのバーグ(Bagh)地方には現地事務所を設置しており、現地行政からも緊急救援活動を行う許可を得ました。
ムザハラバードには多くのNGOが活動をおこなっています。その中でADRAは行政官の要請により、ムザハラバードから数q離れた場所で、被害の深刻であるバーグ(Bagh)で活動を始めました。
ADRAの現地担当者は「被災地は深刻な状況にある。パキスタンの人々のニーズを的確に捉えていくために全力を尽くしたい。」と話しています。
ADRAインターナショナルはマレーシアからイスラマバードの空港へ20箱の医薬品を空輸しています。医薬品の箱は遠隔地の医療チームにより配布されま す。ADRAドイツは84,000ドル相当の抗生物質と抗菌性軟膏を、被災地で配布する準備を進めています。またADRAは医療チームをカシミールに派遣 し、医療品の配布や健康面で懸念があるけが人の手当てをする予定です。
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| ムザハラバードの被災者テント |
助けを求める人 |
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| 助かった女の子と祖母 |
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