JAPAN Disaster Relief and Risk Reduction
国内災害被災者支援・防災啓発活動

1995(平成7)年1月17日午前5時46分、淡路島北端を震源とするマグニチュード7.3の大地震(阪神・淡路大震災)が発生し、それまでの生活を一瞬にして破壊し、6,434人の尊い命を奪い、多くの人の心に深い傷を残しました。 これ以降、新潟中越地震(2004)、能登半島地震(2007)、新潟中越沖地震(2007)と立て続けに大規模地震が発生し、2011年3月11日に発生した東日本大震災では約2万人の命が奪われました。 地震大国と言われる日本では、いつどこで地震が起きても不思議ではなく、首都直下地震、南海トラフ地震(東海地震、東南海地震、南海地震)などの大規模地震も今後30年以内に起こる可能性が高いと言われています。また、地震だけではなく、毎年のように風水害なども発生しています。 ADRA Japanでは、阪神淡路大震災より、国内の自然災害被災者支援を開始しました。同時に、国内で災害が発生したときに、即時に対応できる体制づくりが必要であると考え、平時から積極的に各機関との連携を図り、防災・減災活動を推進できるよう取り組み始めました。

国内自然災害の被災者支援

ADRA Japanは1995年の阪神・淡路大震災の被災者支援をきっかけに、国内災害被災者支援にも力を注ぐようになりました。 阪神淡路大震災では述べ約2,500人の災害ボランティアを現地派遣して中央区、灘区を中心に被災者支援活動を行ないました。その後、新潟中越地震の炊き出し・高齢者支援、能登半島地震の土蔵の補修・防災教室、新潟中越沖地震の支援物資配給・倒壊家屋の片付けなどの活動を行ないました。 2011年の東日本大震災では、発生翌日に被災地入りして支援活動を行なっています。 また、これらの経験を踏まえ、2013年に「災害対応バス(ゆあしす号」を配備しました。このバスは、大規模災害時に想定できる事態に対応でき、支援活動及びスタッフの宿泊拠点にもできる設備を備えています。

広島市土砂災害にボランティアを派遣
広島市土砂災害にボランティアを派遣
宮城県山元町に足湯ボランティアを派遣
宮城県山元町に足湯ボランティアを派遣

 
【国内災害被災者支援】

・緊急支援物資の配付

・避難所での炊き出し及び避難所運営サポート

・災害ボランティアセンターの運営サポート

・災害ボランティア派遣(作業ボランティア、足湯ボランティアなど)

・避難所、仮設住宅、復興公営住などのコミュニティ支援

・その他

 

【主な国内災害被災者支援実績】

・1995年  兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)・被災者支援(災害ボランティア派遣)

・2004年  新潟中越地震・被災者支援(緊急支援物資の配布・炊き出し及び避難高齢者の生活支援)

・2007年   新潟中越沖地震・被災者支援(緊急支援物資の配布・災害ボランティア派遣)

・2010年  静岡県小山町豪雨水害・被災者支援(災害ボランティア本部の運営支援)

・2011年3月~継続中  東日本大震災・被災者支援

・2011年  紀伊半島豪雨災害・被災者支援(災害ボランティア派遣)

・2012年  九州北部豪雨災害・被災者支援(災害ボランティアセンター運営支援・災害ボランティア派遣)

・2013年  山口県萩市豪雨水害・被災者支援(災害ボランティアセンター運営支援・災害ボランティア派遣、物資支援)

・2014年  広島市土砂災害・被災者支援(災害ボランティア派遣)

・2015年  関東・東北豪雨被災者支援(災害ボランティアセンター運営支援・物資支援・サロン活動)



防災啓発|講師派遣・多機関との連携

ADRA Japanは、国内で起こりうる自然災害に対する備えについて啓発するため、防災専門の資格(防災士、防災介助士)を有するスタッフを配置し、日頃から「防災・減災啓発活動」(自然災害被害の軽減方法を普及する活動)に取り組んでいます。また、自然災害発生時に支援の届かない地域を作らないように、日頃から各機関と連携し、関係構築を進めています。

備え1|防災意識向上のために講師を派遣

企業、学校、行政、社会福祉協議会、自治会などで開催される防災・減災啓発セミナーに、講師を派遣しています。また、これらの活動を通し、地域住民や自主防災会などとの関係構築も図っています。

災害ボランティアリーダー育成講座
災害ボランティアリーダー育成講座
災害ボランティア講習
災害ボランティア講習

【主な講師派遣実績】

・静岡県&静岡県ボランティア協会「災害ボランティアコーディネート研修会」

・静岡県袋井市社会福祉協議会「災害ボランティア養成講座」

・栃木県栃木青年会議所「災害対応研修~自分の身は自分で守る」

・田辺三菱製薬株式会社「ボランティアサロン」防災啓発セミナー

・東京都世田谷区「障害者施設図上演習事前研修会」

・NPO法人難民支援協会「在住外国人のための災害対応ワークショップ」

・鹿児島三育小学校・幼稚園 「避難訓練及び職員向け防災啓発セミナー」

・SDA名古屋キリスト教会 防災啓発セミナー

備え2|多機関と協力し、防災訓練を企画・運営

行政や地域が主催する防災訓練や図上訓練等の企画や運営を支援しています。また、訓練には積極的に参加しています。

防災訓練
図上訓練

【主な防災訓練企画実績】

・静岡県袋井市「地域総合防災訓練―避難所運営シミュレーション―」

・「静岡県内外の災害ボランティア 救援活動のための図上訓練」(2009年から毎年)

↓ 派遣講師について ↓

全国各地の防災啓発セミナーへの講師派遣などを行なっています。 お気軽にお問合せください。

派遣可能な講師:防災士 渡辺日出夫 

派遣講師プロフィール(PDFダウンロード)はコチラをクリック

備え3|災害対応バス(ゆあしす号)について

阪神・淡路大震災(1995)以降、ADRA Japan は被災地において支援活動を行なってきました。その中で、さまざまな課題にも直面しました。 災害直後の緊急期は、避難所なども混乱していることが多く、人目を避けてリラックスできる場所や、母親が安心して授乳できるスペースがほとんどないというケースが見られました。また、東日本大震災の発生直後は、広範囲にわたってライフラインが停止していたため、被災地からは「(水や食料を必要とする)外部支援者はまだ来ないでほしい」という声も聞かれました。また、被災地に入れたとしても、外部支援者が宿泊できるような施設が限られていました。 こうした経験を踏まえ、2013年に「災害対応バス(ゆあしす号)」を配備しました。このバスは、大規模災害時に想定できる事態に対応でき、支援活動及びスタッフの宿泊拠点にもできる設備を備えています。 バスの名前は、300点を超える応募作品の中から選ばれました。「ゆあしす」という名前には「あなたのオアシス(Your オアシス)」という意味が込められています。

ADRAオリジナル災害対応バス

【災害発生時におけるバスの活用例】

・支援物資の搬送

・避難所などでのサロン活動

・避難所などでの足湯ボランティア活動

・炊出し

・授乳室、母子室、女性用更衣室

・昼間は事務所、夜間はスタッフ宿泊拠点

・復興期におけるサロン活動や足湯ボランティア活動の拠点

・その他

ADRAオリジナル災害対応バスを利用した足湯の様子


2015.11.30更新

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