ADRA Japanでは、世界中の支援を必要としている人たちへの関わり方を大きく二つに分けています。ひとつが、緊急の支援を必要としている紛争被害者や洪水などの自然災害の被災者に対して行なう緊急救援事業。もうひとつが、農業支援や教育支援などを行なうことで、そこに住む人たちの生活の向上と自立を目指す開発支援事業です。
緊急救援事業と違い、開発支援事業はその成果がすぐに見えることはなかなかありませんが、長期的には確実に成果を得ることができます。しかし、時間をかけて現地の住民とじっくり話し合い、地域の住民が本当に必要としているものをしっかりと見極めてからでないと、貴重な資源や資金が有効に活用できない可能性もあります。さらに、住民が外部からの一方的な支援を受けることに慣れてしまい、自分たちの力で努力して問題を解決しようという意欲が削がれてしまうこともありえます。
しかし、事業の準備・推進に時間をかけるからこそ、地域に根ざした支援をじっくりと行なうことができる、という利点もあります。また、地域住民が支援活動に積極的に関わることで、事業を始めた当初は予想もしていなかったような独自の取り組みや改善効果が生まれることもあります。「未来の自立のために」。開発支援事業へのご理解とご協力をよろしくお願いします。
《ADRA Japanが現在、開発支援事業を行なっている国》