現在、 約120カ国に支部を持っているADRAの原点は、キリスト教会の牧師の活動にあります。1918年、第一次世界大戦が終わったヨーロッパの国々において 、セブンスデー・アドベンチスト教会(略称:SDA。キリスト教プロテスタントのひとつ )の牧師達が、ヨーロッパのSDA教会の信徒と一緒に援助物資を配布しました。この活動 がSDA教会を中心に次第に広がり、遠くは中東、中国にまで及びました。
ADRAの援助活動は次第に広がり、1945年には第二次世界大戦で敗北した日本も現在の価値で10億円相当の援助を受けています。その後も朝鮮動乱やベトナム戦争などの際に難民救援などで活躍し、世界的規模の援助団体になっていきました 。 1956年の発足の際には Seventh-day Adventist Welfare Service(SAWS)という名称でしたが 、1983年には現在のADRAに名称を 変更しています。
上記に触れたような 第二次世界大戦後の活動 を含め 、ADRAはさまざまな局面で日本への支援をおこなってきました 。しかし経済大国となり、人々の暮らしも豊かになった今、今度は支援する側となるべきであるという声がきっかけとなり 、 1985年3月30日にADRAの日本支部(ADRA(アドラ)国際援助機構)が設立されました。
設立時はADRA(アドラ)国際援助機構という呼称でしたが 、2000年4月1日には現在のADRA Japan(アドラ・ジャパン)に名称を変更しました。 SDA教会の牧師の活動が起源であることから 、ADRAは セブンスデー・アドベンチスト教会を主な支持母体とし、キリスト教的博愛精神を持って国際的な援助活動をしています。
2004年4月には、内閣府より特定非営利活動法人としての認可を受け、アジアを中心に、遠くはアフリカでも支援をおこなっています。
1985年3月に「ADRA(アドラ)国際援助機構」として活動を開始してから、2010年で25周年を迎えました。設立当初は、支部長と事務員の2人での任意団体としての活動でしたが、現在では、特定非営利活動法人格を取得し、スタッフ17名が、世界各地の必要性に応えるべく、支援活動を行なっています。
