ADRAが運営するパガックとナシールの一時滞在センターは、難民キャンプからスーダン人が集団帰還をする際に、中継地としての役割を果たします。難民キャンプから飛行機またはトラックでスーダンへ移動してきた帰還民の登録票を確認し、オリエンテーションを行い、地雷回避教育を実施し、食糧や生活物資の配布が行われます。
多くの帰還民は1泊の休憩を経て、翌朝出発です。
短い時間ですが、ゆっくり休み、旅の疲れを取ることができるよう、清潔な水や温かい食事を提供しています。帰還民に提供する食事(家庭料理)の穀物・塩・食用油はWFP(世界食糧計画)から提供されています。
今回は、2つの一時滞在センターで実際に提供している食事をご紹介します。
まずは、パガック一時滞在センターから。
パガック付近にある小さな川では、なまずしか採れないため、メニューは至ってシンプル。ソルガムという穀物の煮込みです。
次は、ナシールの一時滞在センターで提供される食事です。
センターから5分も歩けばナイル川に注ぐソバット川にぶつかります。
ティラピアやレンクと呼ばれる白身魚が採れるため、魚のシチューとキセラ(スーダンのクレープ)というメニューが考案されました。
【材料(キセラ)】
- 挽いたソルガム
- 小麦粉
- 水
【作り方(キセラ)】
- 同量のソルガムと小麦粉とまぜる。
- 水を加えてよくまぜる。
(クレープ生地のようなゆるさが目安)
|
|
- お玉一杯分をすくい熱したフライパンに伸ばし、こんがりとなるまで数分間加熱する。
|
|
- これを煮込んだ野菜や肉・魚のスープなどと一緒に食べる。
|

|
【材料(シチュー)】
- 魚(白身魚)
- たまねぎ
- トマト
- トマトペーストまたはピューレ
- 塩
- 調理油
- 水
|
 |
【作り方(シチュー)】
- 魚を洗い、適当な大きさに切る。
- たまねぎとトマトを細かく刻む。
- フライパンに油を入れて熱する。
- たまねぎ、次にトマトを加えて炒める。
- 塩少々を加える。トマトピューレと水を少々加える。
- 煮汁が沸騰したら魚を入れて調理する。15〜20分ほど煮込めば完成。
|
 |
ADRA Japanが活動を行っている地域の食生活を通じて、スーダン南部を身近に感じていただければ幸いです。
2009.08.26更新